ドニゼッティ:ルチア ロペス コボス=NPO; カバリエ(S) カレーラス(T) 他 (PHCP20007・2CD)
曲目・演奏者
●ドニゼッティ:
「ランマームーアのルチア」全曲
■モンセラート・カバリエ(S:ルチーア) ホセ・カレーラス(T:エドゥガルド) ビセンテ・サルディネーロ(Br:エンリーコ) サミュエル・レイミー(Bs:ライモンド) クラエス・H. アーンシェー(T:アルトゥーロ) アン・マレイ(MS:アリーサ) 他
ヘスス・ロペス コポス指揮 ニュー フィルハーモニアo アンブロジアン・オペラcho
ディスク・データ
CD// 国内盤 {ADD} Ph−フィリップス*PHCP-2007〜8 (2枚組)
発売:96年/定価:2600円/録音:1976年/収録時間:69+74分
△カレーラス・オペラ 2600 シリーズ △スリムケース・タイプ △歌詞掲載なし
△ライナーノート:河合英朋 △オビはプラケースおもて面で接着
コンディション
◇ディスク:1)B+/ スリキズ部分的にあり(小さめ),2)A-〜B+/ 小スリキズ少しあり(強め*動作確認済)
◇ブックレット:A-/ シワ・ツメ咬み痕少しあり / 白地部分に軽い変色あり
◇プラケース:A- ◇バック・インレイ白地部分に軽い変色あり
◇オビ:B/ シワ部分的にあり(強め含む) / 白地部分に軽い変色あり
録音データ・その他
☆1976. 8 ロンドン・ワトフォードにおける録音。
−「ルチア」は初演から今日に至るまで一度たりとも歌劇場のレパートリーから落ちることがなかった大ヒット作ですが、長年の間におこなわれたカット・追加・移調などの第三者による改竄がそのまま現行の楽譜に採用されてしまっています。当盤は作曲当時の姿に戻そうとするクリティカル・エディションを使った最初の録音でした。かの有名な「狂乱の場」も現在通常に聞かれるものは 中間部分がバッサリとカットされ、逆に長いフルートとの掛け合いが他人によって加えられた改竄版なのですが、ここでは本来の形に戻されています。また「狂乱の場」の前、第3幕第1場、エンリーコがエドゥガルドに決闘を申し込む「嵐の場面」も慣習的にカットされてきた場面ですが、当盤では復活されています。
−カバリエ、カレーラス、ロペス コボス、サルディネーロというスペイン連合軍による演奏は素晴らしい。校訂譜使用とともに、演奏でもコロラトゥーラ・ソプラノのテクニックのひけらかしのためのオペラ という位置付けからの脱却を目指した録音と言うことができるのではないでしょうか。ヴェルディのようなドラマ性の追求とは別次元の作品ではなく、そうしたオペラのまさしく前身の姿を聞くようです。ロペス コボスの指揮はメリハリ鮮やか、ドラマティックで強い緊張感に貫かれており、歌手たちもテンションが高い。全体的にちょっとテンションが高すぎるといえるかもしれません。
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