オルフ:カトゥーリ・カルミナ,アフロディーテの勝利 ライトナー=KRSO 他 (ARTS)

メイン画像:オルフ:カトゥーリ・カルミナ,アフロディーテの勝利 ライトナー=KRSO 他 (ARTS)ジャケット写真

商品番号:43002

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曲目・演奏者

●オルフ:
[1]「カトゥーリ カルミナ」(舞台音楽劇)
[2]「アフロディーテの勝利」(劇的コンチェルト)

■フェルディナント・ライトナー指揮 ケルン放送o 同cho
[1]ルート- マルグレート・ピュッツ(S:レスビア) ドナルド・グローブ(T:カトゥルス)
[2]エンリケタ・タレス(S:妻) ドナルド・グローブ(T:夫) ハンス・ギュンター・ネッカー(Bs:コリフェオ) ブリギッテ・デュルラー(S:コリフェア) ホルスト・R. ラウベンタール(T:コリフェオ)

ディスク・データ

CD// 海外盤 {ADD} ARTS*43002-2
 発売:03年/録音:1974年/収録時間:79分
△歌詞掲載なし △ディスク=Made in the EC

コンディション

◇ディスク:A-〜B+/ 小スリキズ部分的にあり // レーベル面一部にペイントのムラあり
◇ブックレット:A-〜B+/ シワ少しあり / 内部白地部分に変色あり(軽め)
◇プラケース:B+

録音データ・その他

☆1974年ケルン・西ドイツ放送における録音。−24bit-96kHzリマスター
−劇的三部作「勝利」の第1作「カルミナ ブラーナ」の続編2作。−[2]は主にローマ時代の詩人カトゥルスのラテン語詩を使用した「舞台音楽劇」。3部からなるカトゥルスの詩の部分の前後に作曲家自身が書いたテキストを加えています。まず前奏曲 (約13分と長い) で 若い男女が「永遠の愛」を賞賛する歌を歌いますが、老人たちが疑問を投げかけ、本編でカトゥルスの悲劇的な運命を連想させる歌を歌い、若者達を愛という魔物から救出しようと試みます。本編は短い3部13曲からなるカルトゥスの詩。カトゥルスが人妻クローディアとの関係について書いたものですが、クローディアの名はレスビアに置き換えられています。そして最後 短い後奏曲。若者達は老人達の忠告を無視することを決心し、若者達の「永遠に!」の連呼で幕を閉じます。−「カルミナ ブラーナ」と同様 原始のパワーを感じさせる大胆な合唱の扱いが面白い。前・後奏曲ではストラヴィンスキーの「結婚」を思わせる 4台のピアノと打楽器によるオーケストラを伴いますが、本編部分は合唱と歌のみ。無伴奏をものともしないパワフルさが要求されており、実演では合唱の負担の大きさは想像に難くありません。それにしても前奏曲で合唱が早口で激しく「おっぱい」 「ちんちん」と連呼する歌は衝撃的です (ラテン語ながら)。私は今まで前奏曲もカトゥルスの詩と思っていましたが、オルフの作だったとは…。カトゥルスの詩の部分の第2部は緩徐楽章の役目をしており静かな曲。レスビアがなぜかイタリア語で「Dormi, dormi ancora (眠れ もう一度)」と繰り返し歌うのが非常に印象的です。
−ライトナーはオルフと親交があり「プロメテウス」などの初演指揮を執りました。当録音はオルフ立ち会いのもとおこなわれたもので、前年の「カルミナ ブラーナ」に続くものでした。精彩に富む劇的な演奏、歌手、合唱も素晴らしい。可憐なコロラトーゥラ ピュッツもいいですが、グローブの張りのある美しい声はさらに素晴らしい。音質も良好です。

商品番号:43002

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