モーツァルト:フィガロの結婚 ジュリーニ=PO; タッデーイ(Br) モッフォ(S) 他 (EMI・2CD)

メイン画像:モーツァルト:フィガロの結婚 ジュリーニ=PO; タッデーイ(Br) モッフォ(S) 他 (EMI・2CD)ジャケット写真

  • サブ画像1:モーツァルト:フィガロの結婚 ジュリーニ=PO; タッデーイ(Br) モッフォ(S) 他 (EMI・2CD)ジャケット写真

商品番号:358602

  • 通常価格:1,400円(内税)
  • 会員価格:1,330円(内税)【5%OFF】

曲目・演奏者

●モーツァルト:
「フィガロの結婚」K.492 全曲

■ジュゼッペ・タッデーイ(Bs:フィガロ) アンナ・モッフォ(S:スザンナ) エバーハルト・ヴェヒター(Br:伯爵) エリーザベト・シュヴァルツコップ(S:伯爵夫人) フィオレンツァ・コッソット(MS:ケルビーノ) ドーラ・ガッタ(A:マルチェッリーナ) イーヴォ・ヴィンコ(Bs:バルトロ) エリザベッタ・フスコ(S:バルバリーナ) ピエロ・カップッチッリ(Br:アントニオ) 他
 カルロ・マリア・ジュリーニ指揮 フィルハーモニアo 同cho ハインリヒ・シュミット(cemb)

ディスク・データ

CD// 海外盤 {ADD} EMI*3 58602 2 (2枚組)
 発売:06年/録音:1959年/収録時間:74+79分
△紙ケース・タイプ(厚さ1.5センチ) / 厚紙ディスクケース △ブックレット付き(43ページ)
△歌詞掲載なし △ディスク=MADE IN THE EU

コンディション

◇ディスク:1)A-/ 点キズ少しあり,2)A-/ 小スリキズわずかにあり / 外縁に小キズわずかにあり
◇ブックレット:A〜A-
◇紙ケース:B/ 線キズあり(おもて面上部右寄り 横直線状の強い線キズ含む) / 底面背側部分に破れ, 傷み少しあり

録音データ・その他

☆1959. 9, 11 ロンドン・キングズウェイ ホールにおける録音。(P) ウォルター・レッグ、(E) ダグラス・ラーター。
−大型で個性的な歌が揃ったユニークな演奏。イタリア・ブッフォの味を生かしたタッデーイの海千山千、人間臭いフィガロと、若き日のヴェヒターの直情的で おぼっちゃまらしい伯爵の対比がいい。可愛さを表現しながらもどうしても色っぽさが零れ落ち、高音が濁った響きになりがちのモッフォのスザンナは否定的な声が出そうですが、私は大好き。第4幕のスザンナのアリアは女声用アリアの中でも私が最も好きな歌のひとつ。優しく品よく可愛い曲ながら男を誘う歌ですが (伯爵を求めているふりをしているのですが)、モッフォはスザンナの中の “ファム ファタール的” な面をあらわにします。−私は伯爵夫人はこの歌手が最高というのがないのですが、その限りにおいて情感表現が素晴らしいシュヴァルツコップは最も好き。アリアもさることながら重唱やレチタティーヴォがいい。−ジュリーニの指揮は精緻で上品。もっと雄弁にやってほしいところでもガツンと来なかったりしますが、ジュリーニの音楽に対する誠実さが若い頃からであることを知ることができます。
−今回 当録音を久しぶりに聞いていてふと、オケが雄弁ではないこと、それと歌手がソット ヴォーチェを多用していることは、ひょっとすると音楽がロマン的に膨らんでしまわないように というレッグの意図なのかもと。スザンナもスーブレットではないモッフォを起用し、その他も感情的な表現を得意とする歌手を揃えることから、音楽が大きくなりすぎないように配慮したということはないでしょうか。
−当アルバムには録音風景が1枚掲載されているのがいい。ジュリーニの後ろ姿、オケの向こうの舞台が設置され、歌手7人と声楽指導者らしい計8人。おそらく第2幕フィナーレでしょう。その他、出演者写真、オリジナルLPジャケット・デザインなど。
−浪人時代に中古LPで購入した録音ですが、確か第4幕のマルチェッリーナとバジーリオのふたつのアリアも収録されていたと思います。CD2枚に収めるためカットしたのでしょう。

商品番号:358602

  • 通常価格:1,400円(内税)
  • 会員価格:1,330円(内税)【5%OFF】