モーツァルト:ピアノ・ソナタ第15,16番 他 シフ(モーツァルトのfp) (ISM91/3)
↑ 3つ目の画像:ブックレット裏表紙に掲載されている録音風景
曲目・演奏者
●モーツァルト:
[1] ピアノ・ソナタ第15番ハ長調 K.545
[2] ロンド イ短調 K.511
[3] メヌエット ニ長調 K.355(576b), [4] 小さなジーグ ト長調 K.574
[5] 幻想曲ハ短調 K.475
[6] アンダンテ K.616, [7] ロンド ニ長調 K.485
[8] ピアノ・ソナタ第16番 変ロ長調 K.570
■アンドラーシュ・シフ(fp)
ディスク・データ
CD//海外盤 {DDD} ISM (L'OISEAU-LYRE)*ISM91/3
発売:91年/録音:1991年/収録時間:71分
△ディスク中心部の刻印=MADE IN GERMANY BY UNIVERSAL M&L
コンディション
◇ディスク:B〜B-/ 点キズ少しあり / 薄い研磨痕あり
◇ブックレット:B〜B-/ シワ部分的にあり(ジャケ面小口側に強いシワあり, その他小さな強め含む) / 軽い変色あり
◇プラケース:B/ 裏面にシール痕あり
録音データ・その他
☆1991. 1. 29, 30 ザルツブルク・モーツァルトの生家における録音。
−モーツァルト没後200年を記念して制作された ISM (ザルツブルク・モーツァルテウム国際財団) レーベルのCD。DECCAとの共同制作で、433 188-2 という番号も併催されています。モーツァルトの生家にて モーツァルトが愛したフォルテピアノを演奏。しかも録音日は1月29, 30日と モーツァルトの生まれた日に近いというこだわりようです。−大変 明快、硬質、シャープな音で、しかもフォルテからピアノまでの幅が充分。博物館の骨董品ではなく、立派な生きた楽器であることに驚きました。さらにシフがモダン・ピアノを弾く時の持ち前の繊細さではなく、まるでこの楽器の表現力を楽しむかのように快活で力強い演奏、あるいはドラマティックな表現をしているのも興味深いところで、[2,5]など相当 動的でエモーショナルです。
−小さな 隠れた名曲である[3]では憂いを表現せず、速いテンポ、強い打鍵を使い、あっけらかんと演奏。[4]と対となる作品として演奏したのでしょうか。印象的な不協和音も乾いた諧謔の表現としているようです。この曲の主題はレポレッロのアリア (“マダミーナ” いわゆる 「カタログの歌」) の一節に似ていることから、私はドン ジョヴァンニの不実を原因としたマダミーナ (ドンナ エルヴィーラ) の苦悩と狂気を想像するのですが、ここでのシフの演奏はまるで主人ドン ジョヴァンニのパワハラを原因としたレポレッロのやけ酒と愚痴のようです。
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