▽モーツァルト：コシ・ファン・トゥッテ　レヴァイン＝WP； テ・カナワ(S) 他 （DG・3CD）

曲目・演奏者

●モーツァルト：
｢コシ ファン トゥッテ｣ K.588 全曲

■キリ・テ カナワ(S：フィオルディリージ)　アン・マリー(MS：ドラベッラ)　ハンス・ペーター・ブロホヴィッツ(T：フェッランド)　トーマス・ハンプソン(Br：グリエルモ)　マリー・マクローリン(S：デスピーナ)　フェルッチョ・フルラネット(Bs：アルフォンソ)
　ジェイムズ・レヴァイン指揮 ウィーンpo　ウィーン国立歌劇場cho (コンツェルトフェライニグング)　ジャニーヌ・ライス(fp)

ディスク・データ

CD// 海外盤 {DDD} DG＊423 897-2 (3枚組)
　発売：89年／録音：1988年／収録時間：76+54+63分
△紙箱付き (▽厚さ3.8センチ)　△大判ブックレット付き (275ページ)　△伊語詞・独英仏訳掲載
△ディスク＝MADE IN GERMANY

コンディション

◇ディスク：1)B〜B-/ 全体的に研磨痕あり(薄め) // レーベル面にスリキズ少しあり，2)A-/ 小スリキズわずかにあり(強め) / 内縁にスリキズ少しあり，3)A-/ 内外縁部分的に小スリキズあり(強め含む)
◇ブックレット：B+/ 表紙両面に線キズ, スレ線, 細かい薄汚れ少しあり / 表紙に小ハゲ少しあり / 内部白地部分に軽い変色あり
◇プラケース：B+　◇バック・インレイ白地部分に軽い変色あり
◇紙箱：B/ 端に直線状の傷み線あり / 線キズ部分的にあり / 角に傷み少しあり / 裏表紙白地部分に変色あり(軽め)

録音データ・その他

☆1988. 6 ウィーン・ムジークフェラインザールにおける録音。(D) ヴェルナー・マイヤー、(E) ハンス- ペーター・シュヴァイクマン。
−モーツァルト交響曲全集を録音であったレヴァイン&WPによるDGへの初のモーツァルト・オペラでした。この後1990年に「フィガロ」を録音しました。この他 レヴァイン&WPは 1980年 RCAに「魔笛」を録音しており、また同年「ティート帝の慈悲」(UNITEL / DG) の映像作品の指揮を執っていました。｢ドン ジョヴァンニ」は2000年 メトの映像作品で指揮を執っています。
−レヴァイン&WPのグラマラスにして雄弁、活力に満ちた演奏が魅力。速いテンポを駆使し、ダイナミクスの変化も鮮やかですが、ウィーン・フィルの弦楽は超絶技巧的な動きもなんなくこなし、精緻で美しく、輝かしい。これはとりもなおさず当時録音していたモーツァルトの交響曲でも聞かれた美質です。レチタティーヴォでチェンバロではなく、フォルテピアノを使っているのも効果的です。−当時40歳前後だった6人の歌手も揃っており、皆 生き生きとした表現を聞かせます。レチタティーヴォの表現を含めてリアルなドラマの追求があります。ただテ カナワのみクリーミーな美声ながら感情を巧みに表現する歌ではありませんが、世間知らずのお嬢様という役柄では欠点にはなってはないでしょう。ちなみに6人の歌手の中では彼女が一番年上で 当時44歳でした。

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