ベートーヴェン:ピアノ協奏曲全集 グールド(p) バーンスタイン, ストコフスキー 他= (SM3K52632・3CD)
曲目・演奏者
●ベートーヴェン:
[1] ピアノ協奏曲第1番ハ長調 Op.15 (カデンツァ:グールド)
[2] 同 第4番ト長調 Op.58 §
[3] 同 第2番 変ロ長調 Op.19
[4] 同 第3番ハ短調 Op.37 §
[5] 同 第5番 変ホ長調 Op.73
■グレン・グールド(p) [1]ウラディミール・ゴルシュマン指揮 [2-4]レナード・バーンスタイン指揮 [1,3,4]コロンビアso [2]ニュー ヨークpo [5]レオポルド・ストコフスキー指揮 アメリカso
ディスク・データ
CD// 海外盤 {STE, MONO/ ADD} SONY*SM3K 52 632 (3枚組)
発売:92年/録音:[3]1957, [1]58, [4]59, [2]61, [5]66年/収録時間:71+65+43分
△グールド・エディション △SBMリマスター △ブックレット付き(28ページ)
△ディスク=MADE IN AUSTRIA
コンディション
◇ディスク:1)A-/ 小スリキズ少しあり,2)A-/ 外縁部分的に小キズあり,3)A-/ 点キズわずかにあり / 外縁に小スリキズ少しあり
◇ブックレット:A-〜B+/ 小シワ, 小キズ少しあり
◇プラケース:B+ ◇フロント, バック・インレイ白地部分に変色あり(軽め)
録音データ・その他
☆[1]1958. 4,[2]1961. 3,[3]1957. 4,[4]1959. 5 以上30丁目スタジオ,[5]1966. 3 マンハッタン センター (以上NY) における録音。[3]のみモノーラル。(P) [1-4]ハワード・H.スコット,[5]アンドルー・カズディン。
−[3]のみモノーラル。バッハ:ピアノ協奏曲第1番とともに、グールドの初の協奏曲録音であったもの。グールドのセッション録音による協奏曲は、バッハ6曲、モーツァルト第24番、シェーンベルクがあるのみ。ただしライヴや放送音源などによる録音はCD化されており、ベートーヴェンの第3番,第5番もありました。
−[1]の何と素晴らしい演奏であることか。バロックを意識した演奏ですが、快速テンポをとり、まるでフォルテピアノを完璧に操るかのような小気味よさと細かいパッセージのテクニックの完璧さ。両端楽章の自作カデンツァの独創性もなんと楽しいことか。またゴルシュマンの指揮が若き鬼才の意図を完全に理解し、短い音価による小気味よさとエネルギッシュな快活さでグールドにピッタリと付けています。−[2]ではどういう手で喜ばせてくれるのかと興味を掻き立てると、肩透かしを食らいそうですが、丁寧に抒情を紡いでいるところが逆に面白い。神の厳しさと弱き人間を想像させもする第2楽章での念入りな情感の作り方は意外で、また感動的です。第1楽章で普段聞こえないような左手の音を浮き上がらせる箇所もハッとさせられます。
−なおブックレット内には3人の指揮者との録音風景が1枚ずつ掲載されていて、それぞれ興味深いところです。バーンスタインとはのちにたもとを分かつこととなりますが、ふたりの写真は談笑しながらプレイバックでも聞いているところでしょうか。ゴルシュマンとの写真はグールドがハンサムなこと、ゴルシュマンの襟元が汗でビッショリ濡れていること。ストコフスキーとの写真はゴルシュマンとの写真の9年ほど後ですが、グールドは太ってきていて、髪が薄くなってきていること、ストコフスキーはセッション録音にも関わらず、パリッとしたスーツを着ていること。
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