ベルリオーズ:イタリアのハロルド 他 ビーチャム=RPO, BBCso,リドル(va) /L (BBCL4065)
曲目・演奏者
●ベルリオーズ:
[1]「海賊」序曲 Op.21
[2]「リア王」大序曲 Op.4
[3]「イタリアのハロルド」交響曲 Op.16
[4] トロイア人の行進曲 (「トロイの人々」 より)
■トーマス・ビーチャム指揮 [1,3,4]ロイヤルpo [2]BBCso [3]フレデリック・リドル(va)
ディスク・データ
CD// 海外盤 {MONO/ ADD} BBC Music*BBCL 4065-2
発売:01年/録音:[1,4]1951, [2]54, [3]56年 全LIVE/収録時間:71分
△BBCレジェンズ・シリーズ △ディスク=Made in the EC △プラケース=ハード・タイプ
コンディション
◇ディスク:A〜A-/ 外縁に小キズ少しあり
◇ブックレット:B+/ 表紙両面にシワあり(ジャケ面背側に強いシワあり)
◇プラケース:B+
録音データ・その他
☆[1]1951. 3. 7 ロイヤル アルバート ホール,[2]1954. 12. 8 ロイヤル フェスティヴァル ホール (以上ロンドン),[3]1956. 8. 22 アッシャー ホール (エディンバラ音楽祭),[4]1951. 7. 9 ブリストル・コルストン ホールにおける すべてライヴ録音。
−セッション録音ではロリポップを持った好々爺となるビーチャム卿が、ライヴでは別の顔を見せるのを楽しめる演奏。CD開始、[1]の激しい冒頭から驚かされることでしょう。[1]は音質は芳しくないですが、ロイヤル・フィルが実はスーパー・ヴィルトゥオーゾ軍団であったことを証明するような激烈さを含む、メリハリに富んだ演奏です。[2,4]もなんと逞しくエモーショナルであることか。−メインの[3]も素晴らしい。[2,3]はそこそこ音質がいい。第1楽章のクライマックス、アッチェレランドとともに、ビーチャム卿のものと思しき叫び声が入っています。相当興奮していたようですが、全体的な設計はしっかりしており、見境なしに荒れ狂うわけではありません。中間2楽章の情感の豊かさもいい。第3楽章は縦の線が合わなかったりもしますが…。−ヴィオラ・ソロは1953年からロイヤル・フィルの首席ヴィオラ奏者をつとめていたリドル。1938年からロンドン・フィルの首席ヴィオラをつとめ、またソロ活動をおこなっていた奏者とのこと。1937年 ウォルトンのヴィオラ協奏曲を作曲者の指揮で初めて録音したのはリドルで、ウォルトンはリドルの演奏を最も気に入っていたとのことです。これまでロイヤル・フィルの技術力に注目したことがなかったのですが、このライヴに刻まれているウマさ、一流奏者の在籍、さらにはフィルハーモニア管と創設時期が重なり、優秀な奏者の獲得合戦で揉め、レッグと仲たがいしたというエピソードで見る目が変わりました。ビーチャムのバトン・テクニックは一流とは言えないでしょうが、高尚ぶらない楽しい演奏に愛着を感じます。ライヴの勢いと燃えもなんと楽しいことか。
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