シューマン:子供のためのアルバムより,子供のためのソナタ第3番 他 ジャノーリ(p) (ADES)
曲目・演奏者
●シューマン:
[1] 子供のためのアルバム Op.68 より 第28〜43曲
[2] 子供のための3つのピアノ・ソナタ Op.118 より 第3番ハ長調
[3] アレグロ Op.8
■レーヌ・ジャノーリ(p)
ディスク・データ
CD// 海外盤 {AAD} ADES*13.253-2
発売:89年/録音:1974年/収録時間:69分
△ジャノーリ / シューマン:ピアノ曲全集第13集 △ディスク=Fabrique en France
△プラケース=ハード・タイプ
コンディション
◇ディスク:A〜A-/ 小スリキズ少しあり
◇ブックレット:A-/ ジャケ面に横直線状の線キズ2本あり
◇プラケース:A-〜B+ ◇バック・インレイ白地部分に軽い変色あり
録音データ・その他
☆1974年 パリにおける録音。(P) ジャック・プラデール、(E) ロベール・プリュドン。
−ジャノーリ (1915- 79) が晩年に残したシューマン:ピアノ作品全曲録音の最終第13集。子供のための作品で締められています。子供のためのアルバムは43曲の小品からなり、第18曲までが小さな子供用、第19曲以降が大きな子供用。当アルバムでは「大きな子供用」の途中から始まるわけですが、第28曲「思い出」からというのがいい。この曲の自筆譜には「1847年11月4日」と日付が記入されているのですが、友人メンデルスゾーンが亡くなった日。この曲集の作曲は1948年9月上旬ですから、メンデルスゾーンが亡くなって10ヶ月後に思いを馳せて書いたということになります。−その後も第32曲、シューマンの「シェエラザード」があったのかという驚きとともに、特にエキゾティズムなしの憂いに満ちた可憐な曲であること、第34曲「主題」が不気味さを感じる奇妙な曲であること、第34曲「ミニヨン」も「シェエラザード」同様 憂いに満ちた美しい曲であることなど。子供のための作品で、複雑ではないとはいえ、タイトルを見ながら聞けば興味がつきません。他にも寂しい第39曲「冬の時 2」には「蝶々」の旋律が現れること、第40曲「小さなフーガ」ではシューマンの可愛い3声のフーガを聞くことができること、第41曲「北欧の歌」はデンマークの作曲家「ゲーゼ (ガーデ) への挨拶」というのも興味深い。
−ジャノーリはパリ・エコール ノルマルでアルフレッド・コルトーとイーヴ・ナットに師事。1930年卒業と同時にコルトーによってパリ楽界に紹介され、ポール・パレー指揮 コンセール・コロンヌの定期演奏会で、ベートーヴェンのピアノ協奏曲第3番を弾いてデビューしました。1936年 ウィーンの国際コンクールに最年少者として参加し 入賞、エトヴィン・フィッシャーに認められ、後にルツェルンで師事しました。ザルツブルク音楽祭ではジョルジュ・エネスコとモーツァルトのソナタ・リサイタルを開くなど活躍し、1947年からは母校の教授に就任、後進の育成に当たるとともに演奏活動、録音活動を続けました。
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