ドニゼッティ:マリア・ストゥアルダ パターネ=MRO; グルベローヴァ(S) バルツァ(MS) 他 (PHILIPS・2CD)
曲目・演奏者
●ドニゼッティ:
「マリア・ストゥアルダ」全曲
■エディタ・グルベローヴァ(S:マリア) アグネス・バルツァ(MS:エリザベッタ) イリス・フェアミリオン(MS:アンナ) フランシスコ・アライサ(T:レスター) フフランチェスコ・エッレーロ・ダルテーニャ(Bs:タールボット) シモーネ・アライモ(Bs:セシル)
ジュゼッペ・パタネー指揮 ミュンヘン放送o バイエルン放送cho
ディスク・データ
CD// 海外盤 {DDD} PHILIPS*475 224-2 (2枚組)
発売:03年/録音:1989年/収録時間:71+63分
△DUO シリーズ △スリムケース・タイプ △歌詞掲載なし
△ディスク中心部の刻印=MADE IN GERMANY BY UNIVERSAL M&L
コンディション
◇ディスク:2枚)A
◇ブックレット:A-〜B+/ 小さなツメ咬み痕あり / 軽いシワ少しあり
◇プラケース:B/ 裏面下部 (右寄りあたり) にヒビ割れあり(約1.5センチ)
録音データ・その他
☆1990. 2, 4 ミュンヘンにおける録音。(P) トルステン・シュライアー、(E) イングリッド・バウドラー。
−「マリア・ストゥアルダ」は、シラーの戯曲「マリア・シュテュアルト」に基づく3幕のオペラ。「アンナ・ボレーナ (アン・ブーリン)」、「ロベルト・デヴリュー」などとともにドニゼッティがイギリス・チューダー朝時代を扱ったオペラのひとつ。その3つのオペラは「女王三部作」とも呼ばれています。「マリア・ストゥアルダ」とはスコットランド女王 メアリー・スチュアートで、エリザベッタは彼女従妹 エリザベスI世。実際にはふたりは会ったことがなかったようですが、シラーはふたりの女王の対立という設定を創作しました。−ナポリでの初演に際しては、全く異なる場所、異なる時代設定への変更を余儀なくされ、「ブオンデルモンテ」というタイトルで上演されましたが、もとの「マリア・ストゥアルダ」はその後 改訂され、翌1835年 ミラノ・スカラ座で初演されました。
−何と言っても第2幕フィナーレ、エリザベッタとマリアの対決シーンが聞きもの。エリザベッタは愛するレスターがマリアと愛し合っていることへの嫉妬から、マリアが夫を殺し、他の男と不貞を働いていたことを責める。幽閉されている身のためへりくだっていたマリアも我慢しきれなくなり、エリザベッタに、あなたは庶子で王座を継ぐ資格はないと叫ぶ。女王は衛兵に逮捕を命じ、廷臣らの驚きと混乱のうちの幕となります。最後のストレッタは「ルチア」の第2幕フィナーレに似ているのも面白い。同じ第2幕幕ではその幕開き、幽閉されているマリアが久しぶりに庭に出られた喜びを歌う、ハープを伴う小さなカヴァティーナ「ごらん 草原に花々が美しくかぐわしく」も凝った作りではないながら素敵。
−グルベローヴァとバルツァをはじめとする名歌手たちは素晴らしい。指揮は悪くないものの、さらなる緊張感と劇的な迫力を期待したいところですが、パタネーはこの録音の完成後 1〜2か月のちに57歳の若さで急死したとのことで、完成したことを素直に喜ぶことにしましょう。1989年5月29日、バイエルン国立歌劇場で「セビリアの理髪師」を上演中に心臓発作で倒れ、そのまま急死してしまったとのことです。
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