メサジェ:二羽の鳩 ボニング=ウェールズ国立歌劇場o (DECCA)
曲目・演奏者
●メサジェ:
「二羽の鳩」(バレエ音楽) 全曲
■リチャード・ボニング指揮 ウェールズ・ナショナル オペラo
ディスク・データ
CD// 海外盤 {DDD} DECCA*433 700-2
発売:93年/録音:1991年/収録時間:63分
△ディスク=MADE IN GERMANY △プラケース=ハード・タイプ
コンディション
◇ディスク:A〜A-/ 点キズわずかにあり / 内縁に小スリキズ少しあり
◇ブックレット:A-/ 小シワ少しあり, ジャケ面に小キズわずかにあり / 内部白地部分に変色あり(軽め)
◇プラケース:B+
録音データ・その他
☆1991. 4, 5 スウォンジー・ブラングウィン ホールにおける録音。(P) ポール・マイヤーズ、(E) スタンリー・グッドール。
−アンドレ・メサジェは、フランス近代の作曲家 (1853- 1929)。パリに学び、一時期 サン- サーンスに師事。1874年 サン- シュルピス教会のオルガニスト、1880年 サント・マリー- デ- バティニョル教会の楽長に就任しました。作曲家としては宗教曲を作曲していましたが、師 サン- サーンスの推薦でオペラ座に紹介され、舞台音楽を手掛けることになり、オペラやオペレッタ、あるいはバレエなどを作曲し、名声を獲得しました。
−「二羽の鳩」は1886年 パリ・オペラ座で初演された全3幕のバレエ。17世紀のフランスの詩人 ラ フォンテーヌの寓話に基づいています。ギリシャを舞台とし、婚約中の若い男女 (ペピオとグルリ) が、男の家出の危機を乗り越え、再び結ばれるまでを描いています。この作品は同時代に作られたバレエとしては 「コッペリア」(1870年) に次ぐ人気を集め、1949年までに計196回もの上演を重ねたとのこと。−ところが 当アルバムは2幕しかありません。記載はありませんが、1961年 英国ロイヤル・バレエ団のフレデリック・アシュトンが新たな振付, 演出をほどこした2幕版ではないでしょうか。ライナーの最後にアシュトン版についての記述はありますが、この演奏はこの版だとは書かれていませんので断定はできませんが。アシュトン版は、当時のロイヤル・バレエの音楽監督であったジョン・ランチベリーが編曲を施し、第2幕のフィナーレはメサジェのオペレッタ 「ヴェロニク」から抜粋した1曲が挿入されたとのこと。また物語はパリに設定され、第1幕の男女ふたりの住まいはパリの街を見下ろす高層の部屋。「話のつじつまが合わない」との酷評もあったものの、今日までバーミンガム・ロイヤル・バレエ団の演目に残っており、繰り返し上演されているとのことです。
−ロマンティック・バレエの伝統を引き継いだ、親しみやすい気の利いたメロディや甘美なメロディ。曲想の変化もあり、後半部分には嵐でも起こったのかと想像するような不穏でドラマティックな展開があります。音楽だけでも充分楽しめる内容と言えそうです。
- [カートに入れる] のボタンがないものは売れてしまった商品です
- This is sold only in Japan.
- 商品データの見方はこちら
- ディスク各部の名称等について
- 商品等のお問い合わせはメールにてお願いしまします。電話はご容赦ください