▽ヴェルディ:椿姫 ムーティ=PO; スコット(S) クラウス(T) 他 (CC30-3734・2CD)

メイン画像:▽ヴェルディ:椿姫 ムーティ=PO; スコット(S) クラウス(T) 他 (CC30-3734・2CD)ジャケット写真

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商品番号:CC30-3734

  • 通常価格:1,200円(内税)
  • 会員価格:1,140円(内税)【5%OFF】

曲目・演奏者

●ヴェルディ:
「ラ トラヴィアータ」全曲

■レナータ・スコット(S:ヴィオレッタ) アルフレ−ト・クラウス(T:アルフレート) レナート・ブルゾン(Bs:ジェルモン) サラ・ウォーカー(MS:フローラ) シンシア・バッカン(A:アンニーナ) 他
 リッカルド・ムーティ指揮 フィルハーモニアo アンブロジアン・オペラcho ロイヤル マリーンズ・バンド

ディスク・データ

CD// 国内盤 {ADD} To−エンジェル*CC30-3734〜35 (2枚組)
 発売:87年/定価:6000円/録音:1980年/収録時間:63+66分
△エンジェル・オペラ名盤 シリーズ △紙箱付き(▽厚さ2.9センチ) △歌詞対訳掲載
△ブックレット付き(プラケース内収納 / 51ページ) / 大判リブレット付き(44ページ) / 譜例付き(六ツ折)
△ライナーノート:高崎保男, 小林利之, 浅里公三

コンディション

◇ディスク:1)A-〜B+/ スリキズ少しあり(小さめ / 強め含む*動作確認済),2)A-/ 小スリキズわずかにあり / 外縁部分的に小スリキズあり
◇ブックレット:A-〜B+/ 表紙に軽いシワ少しあり / 裏表紙角に軽い折れ痕あり / 表紙両面に薄汚れ少しあり / 内部白地部分に軽い変色あり
◇リブレット:A-/ 内部白地部分に軽い変色あり / 裏表紙に汚れわずかにあり
◇プラケース:A-〜B+
◇紙箱:B-/ 強いシワ部分的にあり / 角端に小ハゲあり / 薄汚れ少しあり / 背表紙の赤色地部分に色あせあり / プラケースとリブレットの取り出しきつい

録音データ・その他

※当商品は厚さの関係でレターパックプラス あるいはゆうパックでの発送となります。

☆1980. 7 ロンドン・キングズウェイ ホールにおける録音。(P) ジョン・モ−ドラー、(E) ピーター・ブラウン。
−ムーティのEMIへのヴェルディ・オペラ・シリーズ第5作目でした。ムーティはここでも楽譜に忠実で、第1幕幕切れのヴィオレッタの「多分あの方なのだわ 〜 いつも自由で」のみならず、アリアなどで通常カットされる繰り返しをカットせずに実施し、また最後の音の聞き映えのする華麗な装飾を伴う高音への変更を廃しています。−演奏は素晴らしいもの。ヴェルディのオペラの中でも一般的には華麗で感傷的なロマンティシズムを持つとみなされているこのオペラでも、ムーティはここ一番で熱血漢らしいドラマティシズムで盛り上げていますが、それよりも重要なことは遅いテンポを使って丁寧に抒情性を表出しながら、決してセンティメンタリズムに陥ることがないことでしょう。そうしたコンセプトにドラマティックな表現を得意とするスコットのヴィオレッタがピタリとはまっています。スピントの効いた彼女の歌は薄幸の美少女ではなく、強い意志を持ち、愛する男のために自己犠牲を実行する成熟した女の歌。スコットは弱音とフォルテの巧みに使い分け、ヴィオレッタの体裁と本心の揺れを表現しています。
−一方 当時52歳時にもかかわらず 万年青年というべきクラウスの瑞々しい歌の素晴らしさ。アルフレードは第一に指を折られるべき得意な役でしょう。ただ抑え気味で、最後のヴィオレッタの死の場面など ここ一番でしか声を張って感情を強く表さないのが気になります。意志の強いヴィオレッタとの対比として、おとなになり切れないおぼっちゃん詩人を意識したものでしょうか。いずれにせよ録音でこそ可能な表現という感じがします。

※国内初CD化盤 1984年発売 CC35-3052〜4 は通常のプラケース3枚を紙箱に収めたタイプでしたが、この再発で2枚に収録、セット用プラケースとなりました。ただし紙箱の厚さがぎりぎりで、プラケースとリブレットの取り出しにくいことをご了承ください。ムーティの「コシ ファン トゥッテ」だったか、以前にも同じエンジェル盤でありました。

商品番号:CC30-3734

  • 通常価格:1,200円(内税)
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