プロコフィエフ:戦争と平和 ロストロポーヴィチ=仏国立o; ヴィシネフスカヤ(S) 他 (WARNER・4CD)
曲目・演奏者
●プロコフィエフ:
「戦争と平和」Op.91 全曲
■ガリーナ・ヴィシネフスカヤ(S:ナターシャ) ラヨシュ・ミラー(Br:アンドレイ) ニコライ・ゲッダ(T:アナトール) ディミテル・ペトコフ(Bs:ロストフ伯爵) カテリーヌ・チエシンスキ(MS:ソーニャ) ヴィエスワフ・オフマン(T:ピエール) ニコラ・ギュゼレフ(Bs:クトゥーゾフ) 他
ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ指揮 フランス国立o フランス国立放送cho
ディスク・データ
CD// 海外盤 {DDD} WARNER*0927 49638-2 (4枚組)
発売:88年/録音:1986年/収録時間:50+51+72+73分
△紙箱付き(▽厚さ4.2センチ) △超スリム型プラケース4点収納
△大判ブックレット付き(235ページ / 厚さ1.3センチ) △露語詞掲載なし / 独仏英訳のみ掲載
△ディスク=Made in Germany by Warner Music
コンディション
◇ディスク:1,2,4)A〜A-/ 外縁に小スリキズ少しあり,3)A〜A-/ 点キズわずかにあり
◇ブックレット:A-/ 裏表紙に小キズ, スレ線少しあり
◇プラケース:4点)B+ ◇紙箱:B+/ 端・角部分的に傷みあり / スレ線少しあり
録音データ・その他
☆1986. 12 パリ・ラジオ フランス・スタジオ104 における録音。(P) ギー・シェネー,フランソワーズ・ガルサン。
−「戦争と平和」はトルストイの同名の小説を原作とするオペラ。リブレットは作曲者自身と彼の二番目の妻のミーラ・メンデリソン。ロシア語。原作はナポレオンのロシア侵攻を題材としていますが、作曲当時に開始した独ソ戦と重ねあわせて書かれたとのこと。1941年に作曲が始められ、10年以上 上演のための改訂を繰りかえした (5回の改訂) にもかかわらず、プロコフィエフの生前に完全な上演はおこなわれなかった、グランドオペラという言葉には収まりきらない 他に類を見ない大作。2部13場からなり、第1部はナターシャとアンドレイ、あるいはアナトールらとの恋愛が描かれ、第2部はボロジノの戦いが描かれています。その2部の違いも含め、場面が並列的に接続されており 筋の緊密性が弱いことにロシア・オペラの伝統を感じずにはいられませんが、場面に応じて様々な様式を取りいれ、ロシア・オペラの伝統とみごとに共鳴するかたちで対比が活用されているという評価があるようです。また「ニーベルングの指環」かと思うほど登場人物が多い (わき役が多い) のも特徴。ナポレオンもバリトンで脇役として歌います。
−あらすじを頭に入れたうえで、片手間ながら半分以上の音楽を聞きましたが、特に第2部がプロコフィエフらしい技法を駆使した、乾いた皮肉を感じる面白い音楽であるようです。戦場の場面がこれほど長いオペラは他にはないでしょう。ロストロ&オケも大変ドラマティックです。
−ところで第1部を聞いていてアナトールがニコライ・ゲッダに似ているなと思って調べてみると、まさしくゲッダでした。1987年でも歌っていて、録音があるとは知りませんでした。とにかく参加歌手が多く、誰が歌っているのか調べるのが大変。クトゥーゾフ総司令官を歌うニコライ・ギャウロフを思わせる堂々として朗々たる歌は誰が歌っているのか調べたのですが、2度挫折した後、やっとギュゼレフであることが分かりました。
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