ベートーヴェン:後期弦楽四重奏曲集+第11番 ブッシュQ 他 (EMI・3CD)
曲目・演奏者
●ベートーヴェン:
[1] 弦楽四重奏曲第12番 Op.127
[2] 同 第14番 Op.131 §
[3] 同 第11番 Op.95
[4] 同 第13番 Op.130 (改訂版フィナーレ)
[5] (ワインガルトナー編) 大フーガ Op.133 (弦楽合奏版) §
[6] 弦楽四重奏曲 第15番 Op.132
[7] 同 第16番 Op.135
■[1-4,6,7]ブッシュQ〔アドルフ・ブッシュ,ゲスタ・アンドレアソン,カール・ドクトール,ヘルマン・ブッシュ〕
[5]アドルフ・ブッシュ指揮 ブッシュ室内プレイヤーズ
ディスク・データ
CD// 海外盤 {MONO/ ADD} EMI*5 09655 2 (3枚組)
発売:08年/録音:[3]1932, [7]33, [1,2]36, [6]37, [4,5]41年/収録時間:79+71+73分
△GRCシリーズ △artリマスター △ディスク=MADE IN THE EU
コンディション
◇ディスク:1)B+/ スリキズ部分的にあり(小さめ / 強め含む),2)A-/ 小スリキズ少しあり,3)A-/ 小スリキズ少しあり / 外縁に小スリキズ少しあり
◇ブックレット:A-〜B+/ 小シワ少しあり(強め) / 細かい波うちあり
◇プラケース:B+ ◇バック・インレイにシワ少しあり(強め)
録音データ・その他
☆[1]1936. 10, 11,[2]1936. 3,[3]1932. 9,[4]1941. 6,[5]1941. 10,[6]1937. 10,[7]1933. 11;[1-3,6,7]ロンドン・アビーロード第3スタジオ,[4,5]NY・リーダークランツ ホールにおける録音。(P) [1-3,6,7]フレッド・ガイスバーグ,[4,5]不明、(E) [1-3,6]エドワード・フォウラー,[4,5,7]不明。
−アドルフ・ブッシュ (1891- 1952) は、兄フリッツ (1890- 1951) が指揮者、弟ヘルマン (1897- 1975) がチェリストというブッシュ三兄弟の二男。1912年 ブラームスのヴァイオリン協奏曲でソリストとしてデビューし、同年 ウィーン・コンツェルトフェライン四重奏団を結成。さらにウィーン・コンツェルトフェライン管の首席奏者となりました。1919年にブッシュQを結成。アムステルダムのコンサートで成功をおさめて以来 精力的に楽旅を重ね、10年間でヨーロッパ最高の弦楽四重奏団という名声を築き上げました。チェロ奏者 グリュンマーがヘルマン・ブッシュに交代してからがブッシュQの第2期黄金時代。1932年 イギリスに渡り、HMVへの録音を開始しました。1939年 第二次大戦が始まると家族やメンバーとともにアメリカに移住。メンバーの交代、一時的な解散がありながらも演奏活動を続けましたが、1951年にアドルフが引退し、ブッシュQの活動は幕を閉じました。
−これらベートーヴェンの後期四重奏曲集は彼らの代表的録音とみなされている録音。ロマンティックで大時代的な表現の時代からの脱却を感じさせる、キリリとした筋肉質な表現。ただし小さなポルタメントの多用に戦前のスタイルの名残りを感じさせます。しかし厳しい演奏スタイルで、ここ一番では壮年期のフルトヴェングラーのように強烈なアッチェッレランドをかけ、息苦しいほどの演奏をするこの演奏には、むしろ甘みのアクセントとして有効であるように感じます。ちょっとした技術的なミスも聞かれますが、その求心的で真摯な表現、特に緩徐楽章の、音楽に語らせながらも豊かな味わいを感じる演奏の前には小さな傷でしかないしょう。−ところで大フーガがワインガルトナーの弦楽合奏版であるというのが面白い。これがまた素晴らしい演奏です。−音は古いですが、全体として情報量は充分です。
- [カートに入れる] のボタンがないものは売れてしまった商品です
- This is sold only in Japan.
- 商品データの見方はこちら
- ディスク各部の名称等について
- 商品等のお問い合わせはメールにてお願いしまします。電話はご容赦ください