モーツァルト:ピアノ・ソナタ集 (6曲+ 幻想曲) ビルソン(fp) (HCD31013・2CD)

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商品番号:HCD31013

  • 通常価格:2,000円(内税)
  • 会員価格:1,900円(内税)【5%OFF】

曲目・演奏者

●モーツァルト:
[1] ピアノ・ソナタ第1番ハ長調 K.279 (189d)
[2] 同 第4番 変ロ長調 K.282 (189g)
[3] 同 第7番ハ長調 K.309 (284b) §
[4] 幻想曲ハ短調 K.475
[5] ピアノ・ソナタ第14番ハ短調 K.457
[6] 同 第15 (18) 番ヘ長調 K.533+494
[7] 同 第16 (15) 番ハ長調K.545

■マルコム・ビルソン(fp)

ディスク・データ

CD// 海外盤 {DDD} HUNGAROTON*HCD 31013〜14 (2枚組)
 発売:94年/録音:1990年/収録時間:54+68分
△ディスク=Manufactured by VTCD Hungary

コンディション

◇ディスク:1)A-〜B+/ スリキズ少しあり / 外縁部分的に小スリキズあり,2)A〜A-/ 点キズ少しあり
◇ブックレット:A-〜B+/ 小シワ少しあり(強め含む) / 薄汚れ部分的にあり / 白地部分に軽い変色あり
◇プラケース:B+
◇バック・インレイに小汚れ少しあり, 白地部分に軽い変色あり

録音データ・その他

☆1990年 アムステルダム・聖母マリア教会における録音。
−1988〜90年で完成させた全集の第3集。−ピアノフォルテは 1989年 ポール・マクナルティ制作 (1795年頃 ウィーン / アントン・ワルター製に基づく)。A'=430Hz。使用ピアノフォルテは3集で変えています。ビルソンは1983〜88年 ガーディナー&EBSとモーツァルト:ピアノ協奏曲全集を制作しましたが、その後すぐにソナタ全集に取り組んだということになります。
−[DISC-2]から聞き始めましたが、[4]幻想曲は表情豊かで しかも激しい部分がとても激しい。そして[4]とワンセットである[5]のソナタも悲劇性をいかんなく表現した素晴らしい演奏です。特に第3楽章の音のヴォリューム、鋭さと激しさ。フォルテピアノの性能にも感心させられます。私は10年ほど前、ビルソンの歴史的ピアノについての解説とミニ・コンサートを聞きに行ったのですが、終演後 サインをもらった時 (私が演奏家にサインをもらった唯一の機会) を含め、学者風のいたって真面目な雰囲気でしたが、演奏となると古い楽器が壊れるのではないかとヒヤヒヤするほどの激しさを表していました。それを思い出すような、いやそれを超える疾風怒濤の演奏です。−[6]も表情は豊かで起伏は大きい。そして第2楽章の狂気の爆発部分も期待通りの激情を表します。[7]も力強い演奏で、しゃれた味を出すような演奏ではありませんが、装飾音を多く施しています。−それよりも その後聞いた[DISC-1]の3曲に感心しました。なんと表情豊かで逞しい演奏であることか。確固たる力強い打鍵。反復時に施される装飾音やフレージングの変化もいい。初期の曲だからと聞き流してしまうということを許さない、濃い演奏です。ひょっとするとこのモーツァルト:ソナタ集はビルソン一世一代の名演奏であるのかもしれません。ただピアノの性能が素晴らしのは確かですが、大きな音を出すときなどに時々カチカチという音が出るようです。ディスクが原因ではありません。

商品番号:HCD31013

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