シェドヴィル (ヴィヴァルディ原曲):愉快な四季 他 パラディアンens 他 (CKD070)
曲目・演奏者
●[1] シェドヴィル (ヴィヴァルディ原曲):「愉快な四季」
[2] ヴィヴァルディ:ヴァイオリン・ソナタ イ長調 Op.2-2 (RV31 / FXIII-30) (vn, テオルボ, cemb)
[3] シェドヴィル:「忠実な羊飼い」より ソナタ イ長調 (bfl, gamb, org)
■パラディアン・アンサンブル〔パメラ・トービー(vn) レイチェル・ポッジャー(vn) ズザーネ・ハインリヒ(gamb) ウィリアム・カーター(テオルボ,g)〕 リチャード・エガー(cemb, org) ナイジェル・イートン(ハーディ- ガーディ) ジャン- ピエール・ラール(バロック・ミュゼット)
ディスク・データ
CD// 海外盤 {DDD} LINN*CKD 070
発売:97年/録音:1997年/収録時間:60分
△ディスク=MADE IN THE UK
コンディション
◇ディスク:A-/ 外縁に小キズ少しあり / 内縁に薄汚れあり
◇ブックレット:A-/ 小シワ少しあり(強め含む) / 白地部分に変色あり(軽め)
◇プラケース:B+
録音データ・その他
☆1997. 5 ハイゲイト・聖ミカエル教会,ウォータルー・ウェアハウス (以上ロンドン) における録音。(P) フィリップ・ホッブズ,リンゼイ・ペル、(E) P. ホッブズ。
−フランス後期バロック時代に活躍したニコラ・シェドヴィル (1705- 82) は 作曲のほかに、ヴィヴァルディをはじめ 数多くの人気作品をハーディ・ガーディ (ドローン弦を持つ機械仕掛け的なヴァイオリン) やミュゼット (小型バグパイプ) のために編曲し出版して名を成しました。[1]は当時フランスで大流行していたヴィヴァルディの「四季」を、それらの楽器を含む合奏曲として編曲したものです。とはいえ「夏」と「冬」は曲想的に編曲に適さないと考えられたようで、別曲の編曲になっているうえ、「秋」の第2楽章は「冬」の第2楽章に差し替えられています。ともかく このシェヴィル版は ハーディ・ガーディ、ミュセット活躍のため、牧歌的、民俗音楽的で、ひなびた そしてにぎやかな曲に生まれ変わっており、まさに目からウロコ。まったく新たな「四季」を聞かせてくれます。しかし「春」の第3楽章: パストレッロはまるでヴィヴァルディの原曲を聞くような錯覚が…。
ーなお裏表紙のコンテンツでわかりますように、曲順は [1]-[2]-[3] の順ではなく、「春」の「夏」の間にヴィヴァルディの[2]、「秋」と「冬」の間に、ヴィヴァルディ作として出版されたシェドヴィルの [3]が挟み込まれる形で収録されています。[2]が4楽章とも短調のまじめな曲であるのはのんびり楽しいアルバムに異質である気もしますが、ピリッと辛めのアクセントでしょうか。あるいは夏の厳しさを補完する意味があるのでしょうか。[3]の第3楽章はパストラーレ アド リビトゥム。つまりアドリブによる牧歌で、オルガンがハーディ- ガーディを模しています。
−ポッジャー擁するパラディアン・アンサンブルが、エガー、そしてしっかりとした音程を出すのが難しそうなふたつの楽器の名手とともに、見事なアンサンブルを聞かせてくれます。
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