ビゼー:カルメン プレートル=OTNOP; カラス(S) ゲッダ(T) 他 (TOCE3945・2CD)
曲目・演奏者
●ビゼー:
「カルメン」全曲 (ギロー編 グランド・オペラ版)
■マリア・カラス(S:カルメン) ニコライ・ゲッダ(T:ホセ) アンドレア・ギヨー(S:ミカエラ) ロベール・マサール(Br:エスカミーリョ) ナディーヌ・ソトロー(S:フラスキータ) ジャーヌ・ベルビエ(MS:メルセデス) 他
ジョルジュ・プレートル指揮 フランス国立歌劇場o ルネ・デュクロcho 他
ディスク・データ
CD// 国内盤 {ADD} To−EMI*TOCE-3945〜6 (2枚組)
発売:97年/定価:4077円/録音:1964年/収録時間:69+77分
△歌詞対訳掲載 △ライナーノート:河合秀朋
コンディション
◇ディスク:1)B/ スリキズ部分的にあり(横方向)含む / 強め含む*動作確認済),2)A-/ 小キズ少しあり
◇ブックレット:B+〜B/ シワ部分的にあり(強め含む) / 表紙部分的にスレ線, スレあり(黒色のため) / 内部白地部分に変色あり(軽め)
◇プラケース:B+〜B ◇フロント・インレイにシワ少しあり(強め) ◇オビなし
録音データ・その他
☆1964. 7 パリ・サル ワグラムにおける録音。
−歌と歌の間を本来のセリフではなくレチタチーヴォに改変し、グランド・オペラとして上演可能にしたギロー版による演奏。従来はこの版での演奏が一般的でしたが 1970年頃アルコーア版が出現して 徐々にセリフでつなぐ本来の形が普通になっていきました。−そうした感覚の中で久しぶりにグランド・オペラ版を聞いてみると、逆に新鮮に感じるのは私だけでしょうか。ビゼーの友人であったギローは世界の歌劇場で上演できるようにし、このユニークなオペラを有名にした功労者であって、決して非難されるものではないことを改めて感じさせられました。
ーカラスは実際の舞台ではカルメンを歌ったことがなかったわけですが、それとは信じられないほど、多彩な表現力に驚かされます。これほどこの役の妖婦・毒婦っぷりを表し、また悲劇の歌への変化を巧みに表した歌手は他にいないことでしょう。活動最後期の録音ながら声の調子も最高です。舞台で歌っていなかったため、ヴィオレッタ、トスカ、ノルマほど讃えられることはないようですが、それらとともにカラスの代表的録音でしょう。
−またゲッタも彼のベストフォームのひとつでしょう。そしてほとんど語られないことですが、ギオー、マッサールという世界的に活躍したわけではないフランスの魅力的な歌手の参加が嬉しいところ。特にリリコながらスピントの強さを感じさせるギオーの魅力を聞くことができる貴重な録音でもあるという気がします。−指揮は最晩年 世界的な名声を得たプレートル若き日のもの。キビキビとしたリズム感と若きパッションで、ドラマティックな音楽を作り上げています。カルタの歌での煽りにはビックリです。
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