リスト:ピアノ協奏曲集 他 ラング,中島皇恵 他 (p) (CLS4037)
曲目・演奏者
●リスト:
[1] 2つの演奏会用練習曲〔1. 森のざわめき,2. こびとの踊り〕
[2]「葬送」(「詩的で宗教的な調べ」 より)
[3]「愛の夢」第3番
[4]「コンソレーション (慰め)」第2番ホ長調
[5] ピアノ協奏曲第1番
[6] 同 第2番
■[1-4]シルヴィア・チャーポヴァー(p)
[5]ペーター・ラング(p) ヘンリー・アドルフ指揮 ミュンヘンso
[6]中島皇恵(p) レト・チュップ指揮 ニュルンベルクso
ディスク・データ
CD// 海外盤 {DDD, ADD} ZYX (MEDIAPHON)*CLS 4037
発売:--年/録音:記載なし/収録時間:65分
△ディスク中心部 (透明プラスティック部分) の刻印=MADE IN W. GERMANY INTERPRESS COMPACT DISC △プラケース=ハード・タイプ
コンディション
◇ディスク:A-/ 小キズわずかにあり / 外縁に小スリキズ少しあり
◇ブックレット:A〜A-
◇プラケース:B+
録音データ・その他
☆録音データなし。ただし[1-4]はディジタル、[5,6]はアナログ録音。−ZYXは 1971年 ベルンハルト・ミクルスキによって設立されたドイツのレーベルとのこと。この黄色のデザインのCD、たくさん発売されたようですが、私がCD店で働いていた時には扱ったことがなかったと思います。しかし昔から中古店で見かけました。W. GERMANY の刻印がありますので、CD時代最初期に発売されたものでしょう。さまざまな音源を一点買いするなどしてCDを制作していたのでしょうか。
ー[1-4]のシルヴィア・チャーポヴァーはスロヴァキアの女流 (1947- )。1966年 チャイコフスキー・コンクール、翌年 エネスコ・コンクールにそこそこの成績を収めたようです。DISCOGS にはマイナーレーベルへの録音が数点掲載されています。当録音は確かにディジタルのようで、これは当アルバム発売当時の録音でしょう。なお彼女は結婚して チャーポヴァー- ヴィズヴァーリと名乗っているようです。
ー[5]のペーター・ラングはオーストリア・ランバッハ生まれ (1946- )。フリードリヒ・グルダ、ゲザ・アンダらにピアノを学んだとのこと。1955年から演奏活動を開始。ザルツブルク音楽祭への参加、あるいは世界的に活動し、来日してN響らと共演するなどしたとのことです。ザルツブルグ・モーツァルテウム音楽大学などでの教育活動に熱心であったようですが、2011〜12年には 8回の連続演奏会でベートーヴェンのピアノ・ソナタ全曲演奏をおこなったとのことです。
ーさて注目の[6]。中島皇恵 (はなえ) というピアニストを初めて聞きました。また日本人ピアニストなのにネットに経歴などが出てこない。DISCOGSの説明が一番詳しいという有様です。それによると、1940年 京都生まれ。5歳よりピアノを始める。1961年 ピアノを学ぶためウィーンへ移住。ドイツのニュルンベルク- アウクスブルク音楽大学で教師をつとめた。現在 ドイツ・フリートベルク在住。とあります。DISCOGSのレコード紹介は上記のふたりよりも断然多いのも驚き。マイナーレーベルばかりですが、ドイツではわりと有名だったのではないでしょうか。デンオンにもコンピレーション・アルバムながら発売があったようですが、日本で全くと言っていいほど知られていないというのは不思議な気もします。
ー指揮のレト・チュップはスイス出身 (1929- 2002)。1957年にカメラータ チューリッヒを設立し、亡くなるまで音楽監督をつとめたとのことです。JECKLIN などに少なからず録音を残しているようです。
ー音質は[1-4]良好。[5,6]はそこそこ。3人の演奏は個性的というわけではないようですが、いずれもなかなか優れています。
−プラケース表に「Risamol」と印刷されています。何なんでしょう。中古CD店の名前でしょうか。
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