▽ヴェルディ:ファルスタッフ カラヤン=PO; ゴッビ(Br) 他 (CDS7496682・2CD)
曲目・演奏者
●ヴェルディ:
「ファルスタッフ」全曲
■ティート・ゴッビ(Br:ファルスタッフ) エリーザベト・シュヴァルツコップ(S:アリーチェ) ローランド・パネライ(Br:フォード) アンナ・モッフォ(S:ナンネッタ) ルイージ・アルヴァ(T:フェントン) フェドーラ・バルビエーリ(MS:クィックリー) ナン・メリマン(MS:メグ) レナート・エルコラーニ(T:バルドルフォ) ニコラ・ザッカリア(Br:ピストーラ)
ヘルベルト・フォン カラヤン指揮 フィルハーモニアo 同cho
ディスク・データ
CD// 海外盤 {ADD} EMI*CDS 7 49668 2 (2枚組)
発売:88年/録音:1956年/収録時間:55+65分
△紙箱付き(▽厚さ3.7センチ) △大判ブックレット付き(264ページ) △伊語・独英仏訳掲載
△ディスク=Made in the UK
コンディション
◇ディスク:1)A-〜B+/ スリキズ部分的にあり(ほとんど点キズ) / 外縁に線キズ1ヶ所あり(小さめ),2)A-/ 点キズ少しあり
◇ブックレット:A-〜B+/ 表紙にシワ少しあり(小さめ), 背側下角に小さな傷みあり / 白地部分に変色あり(軽め)
◇プラケース:B+〜B ◇裏表紙白地部分に変色あり(軽め)
◇紙箱:B〜B-/ 線キズ部分的にあり / 端にヘコミ線あり / 底面に傷み線あり / 角に小傷み少しあり / 背表紙部分の色地に色あせあり(4つめの画像参照)
録音データ・その他
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☆1956, 6, 7 ロンドン・キングズウェイ ホールにおける録音。(P) ウォルター・レッグ、(E) クリストファー・パーカー。
−カラヤンの「ファルスタッフ」というと なんといってもタッデーイを起用した1980年の録音が有名ですが、これはその20年以上前、壮年期の録音 (最初期のステレオ録音)。ここでのカラヤンは晩年のオペラ録音とは違い 歌の盛り上げ役に徹しています。それにしてもゴッビ、シュヴァルツコップをはじめとした歌は濃い! まさに歌芝居を前提とした表現力に富んだ歌。これでオケが主張しすぎるとカロリー過剰でしょう。−ゴッビの歌はいかにも悪漢的で、以前はその表現力に感心しながらも あまり好きではなかったのですが、実はファルスタッフは最後の場面で皆に苛められるのが不憫ではないほどのヒールなのだということに気付くと、ゴッビこそ正統的表現で、近年の多くの歌手の表現が喜劇的な愛すべきキャラクターに偏りすぎているのではないかと感じるようになりました。ゴッビはタッデーイと並ぶファルスタッフ歌いであったでしょう。−他の歌手もウマく、カラヤン新盤でもフォードを歌ったパネライはまさにはまり役。ただしその表現は後年よりもあっさりとしています。一方 バルビエーリはひょっとすると録音史上 最も個性を主張するクィックリーではないでしょうか。逞しい声、そして表情的で、クィックリーに命を吹き込んでいます。一方 モッフォは期待ほど個性を主張していませんが、それでもコロラトゥーラからスーブレットが担当する少女役に、女性らしさと肉感を与えています。
−大いなる余談をひとつ。大学時代 (CDが出始めた頃) この録音を聞きたかったのですが、当時はCDはもちろんLPでも国内盤が発売されていませんでした。そこでレコード屋で海外盤LPを取り寄せしてもらうことに (京都十字屋です)。数ヵ月後 ついに入手!と思いきや、「ファルスタッフ」 とは関係ない男声合唱が! 不良盤でした。2枚目はちゃんと聞けたのですが、当然 返品。結局 全曲を聞くには その後も長い年月を要することになったのです。
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