フォーレ 他 フランス歌曲集 ヴァラン(S) (TOCE8574)

メイン画像:フォーレ 他 フランス歌曲集 ヴァラン(S) (TOCE8574)ジャケット写真

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商品番号:TOCE8574

  • 通常価格:1,900円(内税)
  • 会員価格:1,800円(内税)【5%OFF】

曲目・演奏者

●フォーレ:
[1] 夢のあとで Op.7-1, [2] 河のほとりで Op.8-1, [3] ネル Op.18-1, [4] 秋 Op.18-3
[5] ある一日の詩 Op.21(3曲), [6] ゆりかご Op.23-1, [7] 秘密 Op.23-3
[8] あけぼの Op.39-1, [9] 月の光 Op.46-2, [10] ばら Op.51-4, [11] ひそやかに Op.58-2
[12] 消えない薫り Op.76-1, [13] 夕暮れ Op.83-2

●[14] ドビュッシー:グリーン (「忘れられた歌」 より), [15] 同 :マンドリン, [16] 同 :あやつり人形
[17] デュパルク:旅への誘い, [18] 同 :悲しき歌

■ニノン・ヴァラン(S) [1,2,18]ゴッドフロワ・アンドルフィ,[3,7,8,12]モーリス・フォーレ,[5,9-11,13]ピエール・ダルク,[6]マルグリット・ロン,[14-16]ガブリエル・クロエ,[4]不明 (以上p)
[17] G. アンドルフィ指揮 o

ディスク・データ

CD// 国内盤 {MONO/ ADD} To−EMI*TOCE-8574
 発売:95年/定価:2800円/録音:1929〜30年頃/収録時間:49分
△GRシリーズ △歌詞対訳掲載 △ライナーノート:石川登志夫

コンディション

◇ディスク:A-/ 小スリキズ少しあり / 外縁部分的に小スリキズあり
◇ブックレット:B+〜B/ シワ部分的にあり(強め含む) / 内部白地部分に変色あり(軽め) / ジャケ面金色部分に汚れあり(薄め)
◇プラケース:B ◇オビなし

録音データ・その他

☆1929〜30年頃の録音。− ヴァランはフランスのソプラノ (1886- 1961)。イゼール県 モンタリュー- ヴェルシュー生まれ。リヨン音楽院で学び、1911年にドビュッシーの知己を得、「聖セバスティアンの殉教」の初演に参加しました。ドビュッシーはヴァランの歌唱スタイルと涼しげでかつ明晰、さらに大胆でかすかに鼻にかかった独特の声質を称賛し、リサイタルでしばしば伴奏者をつとめたとのことです。1912年 パリ・オペラ座でビゼーの「カルメン」のミカエラ役でオペラ・デビュー。1916年までパリ・オペラ- コミークで歌い、1916年からはミラノ・スカラ座や、ブエノスアイレスのコロン劇場などにも出演しました。1920年からはパリ・オペラ座にも出演しましたが、1926年にはパリ・オペラ・コミックに戻り、1946年まで出演したとのこと (なんと60歳頃まで!)。その後は後進の指導にあたったとのことです。
ー戦前の歌手の録音となると、現在との歌唱様式の違いに戸惑うことが少なくありませんが、ここに刻まれたヴァランの歌は全く違和感のないもの。録音当時 45歳前後ということになりますが、潤いのある声質、なめらかなフレージング、高音やフォルテの力強さと、なんとも素晴らしい。ライナーの石川氏が「華麗な喉を巧みに使う歌姫」と評しておられるように、オペラも歌ったことがわかる表現力を駆使していてわかりやすいのも多くの日本人の聞き手には嬉しいところでしょう。
−SPからの復刻であるため、曲によって音の感じ (ノイズリダクションを含め) が異なり、声質も変わったように感じたりしますが、明るい曲を取り上げたドビュッシー3曲では明らかに声が軽くなり、コケティッシュになります。ドビュッシーが聞いた10年以上のちの歌ということになりますが、充分に軽くて若い。またデュパルクの2曲でも声が変わることに驚かされます。曲想が異なること、[17]の音が悪いことに関係するのでしょうが、アルバム全体の「1929〜30年頃」という録音年は正しいのだろうかとふと思ったりします。

商品番号:TOCE8574

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