ロシア愛唱歌集 (民謡と宗教的伝承曲) ドン・コサックcho (POCG3483・2CD)
曲目・演奏者
●ロシア愛唱歌集〔[DISC-1] ロシア民謡,[DISC-2] 宗教的伝承曲〕
※曲目は2つめの画像を参照ください
■セルゲイ・ジャーロフ指揮 ドン・コサックcho
ディスク・データ
CD// 国内盤 {ADD} Po−DG*POCG-3483〜4 (2枚組)
発売:95年/定価:2900円/録音:1958〜66年/収録時間:71+73分
△スリムケース・タイプ △歌詞掲載なし △ライナーノート:北川おさむ
コンディション
◇ディスク:1)B+/ スリキズ部分的にあり(小さめの強め含む),2)B+〜B/ スリキズ部分的にあり(強め含む*動作確認済)
◇ブックレット:B〜B-/ 強いシワあり / 白地部分に変色あり(軽め), 薄汚れ少しあり / 書き込み少しあり
◇プラケース:交換
◇バック・インレイ白地部分に変色あり ◇オビなし
録音データ・その他
☆1958〜66年 録音。−まず「コサック」とはウクライナやロシアに存在した軍事的共同体、あるいはそこに属した人々を指す語。周囲の封建国家や遊牧民に対する防衛のため一種の軍事共同体を組織しました。特定の民族を示す語ではなく、テュルク系民族、タタール、スラブ人など様々な民族がいたとのことです。15世紀にはウクライナ中南部の草原地帯に住んでいましたが、16世紀半ば以降、ドニエプル川の中流を中心とするザポロージャ地方やドン川の下流に根拠地を築き、それぞれザポロージャ・コサック、ドン・コサックと呼ばれました。しかし17世紀半ばにロシアの強化にともなって独立を失い、19世紀から20世紀にかけてロシア所属の最大の非正規軍となりました。20世紀にドン・コサックは軍役のほかに警察業務を担当していたことから、体制派・帝政派の支持者、民衆の弾圧者というイメージが強く形成されてきたとのことです。そして1917年 ロシア革命がおこり、ドン・コサックは赤軍に敗北して多くのコサックたちが離散することになりました。
ー合唱指揮者で、第一次世界大戦を機に軍人となったセルゲイ・ジャーロフ (1896- 1985) は、反革命の帝政ロシア軍 (白軍) の将校でしたが、敗北を受け、トルコに逃亡しました。ジャーロフはトルコの捕虜収容所チリンギルにおいてロシア軍人40人で合唱団を結成。これがドン・コサック合唱団の始まりでした。1922年 ブルガリアの首都ソフィアでおこなわれた演奏会が大成功。その後も紆余曲折がありましたが、1930年にアメリカへ渡って市民権を得、ついに “安住”。1936年には3000回の公演を記録したほどの世界的な人気を獲得しました。
ー独自の発声、ファルセットとバスの超低音を駆使した広い音域。西欧的な洗練とは異なる圧力の強さ、重厚さで歌われる祖国ロシアへの悲痛な思い。[DISC-2] の宗教的伝承曲は (ほとんどは) 神妙に歌っていますが、民謡を収めた [DISC-1] は深い悲しみとともに、軍や酒宴などで歌われるような歌も含まれ、それがなかなか鮮烈。ドン・コサックが軍隊であった時代の勇ましさや荒々しさに思いを馳せさせます。
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