フォーレ:バラード,幻想曲,カリギュラ 他 プラッソン=OCT 他 (CE33-5137)
曲目・演奏者
●フォーレ:
[1] バラード Op.19 (p,Orc)
[2] エレジー Op.24 (vc,Orc), [3] 子守唄 Op.16 (vn,Orc)
[4] 幻想曲 Op.111 (p,Orc)
[5] 「魔人 (ジン) たち」 Op.12 cho,Orc)
[6] 「カリギュラ」(劇音楽) (5曲) (女声cho,Orc)
[7]「ペネロプ」(抒情劇) より 前奏曲
■ミシェル・プラッソン指揮 トゥールーズ・キャピトールo [1,4]ジャン・フィリップ・コラール(p) [2]ポール・トルトゥリエ(vc) [3]ヤン・パスカル・トルトゥリエ(vc) [5,6]A.ブルボン声楽ens
ディスク・データ
CD// 国内盤 {DDD} To−エンジェル*CE33-5137
発売:88年/定価:3300円/録音:1979, 80年/収録時間:70分
△フォーレ管弦楽曲集第2集 △歌詞対訳掲載
コンディション
◇ディスク:A-〜B+/ 小スリキズ少しあり(強め含む)
◇ブックレット:B〜B-/ シワ部分的にあり(強め含む) / 裏表紙小口側上辺にツメ咬み痕あり, 内部に影響あり / 白地部分に変色あり(軽め) / 薄汚れ少しあり / ホッチキスにサビあり
◇プラケース:B ◇バック・インレイ背表紙の黄色地部分に色あせあり
◇オビなし
録音データ・その他
☆1979. 6,1980. 6 トゥールーズ・アル- オ- グランにおける録音。(P) エリック・マクレオー,(E) セルジュ・レミー。
−プラッソンの代表的録音のひとつであるフォーレ管弦楽曲全集の国内初CD化盤の1枚。独奏や合唱とともに演奏される曲中心で 落穂拾い的ですが、知られざる佳作に出会える貴重なアルバムです。特に注目は合唱曲2作。[5]はユゴーによる不気味な詩を題材にしていますが、フォーレの手にかかると おどろおどろしさはほどほどに洗練があるのが面白い。[6]はデュマ父原作。皇帝カリギュラを題材として “息絶える異教と生まれつつあるキリスト教信仰の戦い” を描いた劇作品に付けられた音楽ですが、こちらもフォーレの繊細な感性を楽しめます。美しい女声合唱とともに、管弦楽のみによるファンファーレと行進曲、舞曲を含みます。−比較的演奏機会の多いピアノと管弦楽のための作品[1,4]ももちろん聞きもの。両曲とも14〜15分で 双子のような作品でありながら 作曲年には40年ほどの開きがあり、若書きの[1]が瑞々しい抒情に溢れた作品であるのに対し、晩年の[4]は深化や挑戦のある内容です (ジャズっぽいリズム出現)。−有名曲[2,3]はピアノ伴奏版ののちに書かれた作曲者の手になる管弦楽伴奏版。−プラッソン&トゥルーズの演奏はまるで水彩画を見るような淡く瀟洒な音。フォーレの美質にピタリと嵌っています。
−ライナーノートは、諸井誠氏によるフォーレのオーケストレイション解説と、フォーレ研究家ネクトゥー氏 (浜田滋郎氏訳) の曲目解説で、大変充実したもの。ネクトゥー氏は歯に衣着せぬ書きようで、[3]はつまらぬ作品とこき下ろしているのですが、それを濱田氏が (訳者の域を超え) 弁護しているのが面白いところです。
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