グリーグ：ペール・ギュント，古いノルウェーの民謡 他　ビーチャム＝RPO （EMI）

曲目・演奏者

●グリーグ：
[1]「ペール・ギュント」より 10曲
[2] 交響的舞曲 Op.64 より 第2番
[3]「秋に」(演奏会用序曲) Op.11
[4] 古いノルウェーの民謡と変奏 Op.51

■トーマス・ビーチャム指揮 ロイヤルpo　[1]ビーチャム合唱協会　イルゼ・ホルヴェーク(S)

ディスク・データ

CD// 海外盤 {ADD} EMI＊5 66966 2
　発売：98年／録音：[3,4]1955, [1]56, 57, [2]59年／収録時間：77分
△GRCシリーズ　△ARTリマスター　△独語詞・英仏訳掲載
△ディスク＝MADE IN HOLLAND

コンディション

◇ディスク：B+〜B/ スリキズ部分的にあり(小さな強め含む＊動作確認済)
◇ブックレット：B-/ シワ部分的にあり(強いシワ含む) / 内部白地部分に変色あり(軽め)
◇プラケース：B+〜B

録音データ・その他

☆[1]1956. 11, 1957. 4，[2]1959. 11，[3]1955. 11，[4]1955. 12 いずれもロンドンにおける録音。
−[1]は日本ではLP時代からビーチャムの代表的録音として親しまれた演奏。私も中学生の時にセラフィムの廉価盤で購入したましたが、CDで聞くとこれほど音質がよかったのかと驚きました。ビーチャムらしい手作り感のある温かみ、人間的なぬくもりが感じられ、そうした抒情味がこの曲にあっているのと同時に、ノスタルジーとなって心の迫ってきます。しかし決して穏健な演奏というわけではなく、ダイナミズムもなかなか立派なもの。第2曲「イングリットの嘆き」冒頭の切れ味鋭い弦楽のアタック、続く第3曲「山の魔王の宮殿にて」の速めのテンポからのアッチェレランドなど、意外に感じられるかたもおられるのではないでしょうか。ドイツのコロラトゥーラ・ソプラノ ホルヴェーク (1922- 90) も好演。