ヴェルディ:リゴレット エレーデ=OASCR; プロッティ(Br) デル・モナコ(T) ギューデン(S) 他 (POCL4072・2CD)
曲目・演奏者
●ヴェルディ:
「リゴレット」全曲
■アルド・プロッティ(Br:リゴレット) ヒルデ・ギューデン(S:ジルダ) マリオ・デル モナコ(T:マントヴァ公爵) ジュリエッタ・シミオナート(A:マッダレーナ) チェーザレ・シエーピ(Bs:スパラフーチレ) ルイーザ・リバッキ(A:ジョヴァンナ) フェルナンド・コレナ(Bs:モンテローネ) ピエロ・デ パルマ(T:ボルサ) 他
アルベルト・エレーデ指揮 ローマ聖チェチーリア音楽院o 同cho
ディスク・データ
CD// 国内盤 {MONO/ ADD} Po−ロンドン*POCL-4072〜3 (2枚組)
発売:96年/定価:2600円/録音:1954年/収録時間:52+60分
△歴史的オペラ名盤 シリーズ △スリムケース・タイプ △歌詞対訳掲載なし
△ライナーノート:長谷川勝英
コンディション
◇ディスク:1)B-/ スリキズ部分的にあり(横方向の強め含む),2)B+〜B/ スリキズ部分的にあり(強め含む) *2枚)動作確認済 // 2枚)レーベル面に薄汚れ少しあり(拭き痕)
◇ブックレット:B/ シワ, ツメ咬み痕部分的にあり / 白地部分に変色あり(軽め), 裏表紙に薄汚れあり
◇プラケース:B+ ◇オビ:B/ シワ, 線キズ部分的にあり
録音データ・その他
☆1954. 7 ローマ聖チェチーリア音楽院における録音。
−エレーデ、および3人の主役の唯一の同役録音。デル モナコの公爵、ギューデンのジルダは意外なキャスティングですが、わき役にシミオナート、シエーピを配すなど、DECCAが誇る名歌手を揃えた豪華な録音です。−プロッティはおそらくリゴレット役を得意としていたことは想像できますが、スケールの大きな歌ではなく、また巧みに表情をつける歌でもありません。しかし道化の卑しい性格は出ており、一方で娘を溺愛する父親としての情感もよく出ていると言えそうです。ただ 余計なことを書くようですが、私はプロッティの強い巻き舌と “S” の発音が昔から気になります。−一方 ドラマティック・テノールであるデル モナコの公爵はユニークそのもの。楽天的な色男の貴族というよりも不器用な英雄の歌で、有名な3つの歌など、最後に「アッラールミー!(武器をとれ!)」とでも叫びそうです。また歌にはほの暗さがあり、心に傷を持つ繊細なマッチョマンという感じ。はっきり言って楽天的な公爵役は全く合ってないのですが、それがまた面白いと感じるのはさすがに名歌手です。−ウィーンのコロラトゥーラ ギューデンのジルダは軽くてかわいい声ではあるものの、トロッとした甘さがある声質と歌いまわしはイタリア的な歌い方とは異なっています。また「慕わしいお名前」ではコロラトゥーラのテクニックが恣意的に感じる。私のようにギューデン・ファン以外は違和感を感じる方は少なくないでしょう。
ーエレーデの指揮にはより積極的な劇的効果を期待したいところですが、流麗にして丁寧な歌いぶり。モノーラル録音とはいえ 音はきれいなのですが、そもそも当時の DECCAの録音が大歌手の歌に焦点を当てており、オケはそれこそ伴奏としか考えていなかったのではないかと思います。
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