モーツァルト:コシ・ファン・トゥッテ ベーム=WP; シュヴァルツコップ(S) 他 /62年L (GALA・2CD)
曲目・演奏者
●モーツァルト:
「コシ ファン トゥッテ」K.588 全曲
■エリーザベト・シュヴァルツコップ(S:フィオルディリージ) クリスタ・ルートヴィヒ(MS:ドラベッラ) ヴァルデマール・クメント(T:フェッランド) ヘルマン・プライ(Br:グリエルモ) カール・デンヒ(Bs:アルフォンソ) グラツィエッラ・シュッティ(S:デスピーナ)
カール・ベーム指揮 ウィーンpo ウィーン国立歌劇場cho
ディスク・データ
CD// 海外盤 {ADD} GALA*GL100.503 (2枚組)
発売:92年/録音:1962年LIVE/収録時間:76+75分
△歌詞掲載なし △ディスク=MADE IN PORTUGAL
コンディション
◇ディスク:1)A-〜B+/ スリキズ少しあり,2)A-/ 小キズ少しあり
◇ブックレット:A-/ 小キズ少しあり / 内部白地部分に変色あり(軽め)
◇プラケース:A-〜B+
録音データ・その他
☆1962. 8 .8 ザルツブルクにおけるライヴ録音。
−キャストが揃っていることでは、3種のベームの正規録音にも負けてはいませんし、何と言ってもライヴの生き生きとしたやり取りが最高です。シュヴァルツコップ&ルートヴィヒの姉妹は声質が似ているうえ、彫の深い歌で、最高ではないでしょうか。世間知らずのお嬢様という感じではなく、色っぽくもありますが、これほど感情豊かな歌は他にないでしょう。この上演の翌月 EMIはベーム&POで当オペラのセッションをおこないますが、シュヴァルツコップ&ルートヴィヒはそのまま起用されたというわけです。−デスピーナのシュッティもいい。シュッティは舞台姿もチャーミングな名スーブレット役で、デスピーナ役を得意としていましたが、正規録音が 1956年 モラルト指揮のPHILIPS盤 (原盤は別?) のみで、ほとんど知られていません。ただし同じく1956年 カンテッリ指揮 スカラ座の有名な非正規ライヴ録音で、シュッティがデスピーナを歌っており、素晴らしい歌を聞けるのは幸いです。当録音ではややおとなしい気もしますが、ドイツ系の大歌手ふたりに埋没しない存在感を示しています。
ー一方 男性陣ではプライが最高。グリエルモはプライにぴったりで、コクある美しい歌とともに、喜劇的センスを存分に発揮。レチタティーヴォの演劇的なやり取りが聞けるのもライヴならではです。ヘルデンっぽく朗々と歌うクメント (フェッランド) も好演。激しい感情表現もいい。ただしアルフォンソのデンヒは人生の何たるかを知る哲学者というよりも、こすっからいさや小者感が感じられます。
ーベームは壮年期で、意気軒高。エネルギッシュで逞しい。と同時に、モーツァルトの音楽の格調高さを示して、演劇としてばかばかしい内容のオペラを味わい深いものにしています。−正規録音でないとはいえステレオで良好。やはりライヴはいい!と感じる素晴らしい録音です。
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