ギャルド・レピュブリケーヌ吹奏楽団 <ボレロ> /93年東京L (SCW1004)
曲目・演奏者
●[1] バッハ (デュポン編):トッカータとフーガ ニ短調 BWV.565
[2] ドビュッシー (ブトリー編):牧神の午後への前奏曲
[3] ベルリオーズ (デュポン編):「ローマの謝肉祭」
[4] ラフマニノフ (ブトリー編):ヴォカリーズ
[5] ブトリー:「テトラードゥ」
[6] ビゼー (デュポン編):「カルメン」より 第1幕への前奏曲
[7] ラヴェル ( 同 編):「ボレロ」
■ロジェ・ブトリー指揮 ギャルド レピュブリケーヌ吹奏楽団
ディスク・データ
CD// 国内盤 {DDD} オーマガトキーサクランボー*SCW-1004
発売:94年/定価:2800円/録音:1993年LIVE/収録時間:62分
△ライナーノート=磯田健一郎
コンディション
◇ディスク:B-〜C+/ 全体的に横方向のスリキズあり(線キズ, 小キズ少し含む)*全編の動作確認済
◇ブックレット:B+/ シワ少しあり(強め含む) / 白地部分に変色あり(軽め) / 裏表紙に薄汚れ少しあり
◇プラケース:B+ ◇バック・インレイ白地部分に変色あり(軽め)
◇オビ:A-〜B+/ 直線状のシワ少しあり / 薄汚れ少しあり
録音データ・その他
☆1993. 10. 22, 30 東京芸術劇場におけるライヴ録音。(P) 結城亨、(E) 宮下雄二。
−ギャルドが来日した際のライヴ録音。同年「ローマの松」と題された この翌月 オーチャード・ホールでのライヴ録音も発売されました。また1996年には、1995年来日時の「展覧会の絵」他のライヴ録音も オーマガトキーサクランボーから発売されました (OMCC1002)。
ーギャルドの録音が日本ライヴの当アルバムまでの30年間なかったたというのは驚きです。私はクラシック聞き始めた頃 行進曲ばかり聞いていましたので、ギャルドの演奏も聞いていましたが、父がエアチェックでカセットテープに録音してくれていたのは、フランソワ- ジュリアン・ブラン指揮の まさしくこのアルバムの30年(以上)前、ステレオ初期の録音だったということなのでしょう。長く録音がなかった理由はライナーノートによると、どうやら低迷期が続いていたからということのよう。しかし軍人ではなく 初の民間人指揮者だったというロジェ・ブトリーが改革をおこない、この時期 新たな黄金期を迎えていたということのようです。久々の録音が日本でおこなわれたというのは「吹奏楽大国日本」というところでしょう。
ー確かに優秀な楽員が揃っていることがわかる美しく精緻な演奏です。感心したのが「トッカータとフーガ」と「牧神」、そして最後に置かれ、アルバムタイトルにもなっている「ボレロ」。この3曲は原曲とのギャップが少ないということもあるでしょう (「トッカータとフーガ」 は管弦楽編曲と比べてですが)。また音質がよく鮮明で、色彩感豊かであるものセールスポイント。ところでコンサートでも最後が「ボレロ」だったのでしょう。終演後の拍手とともに「ブラボー」が収録されています。
ーブトリー自身の曲が1曲含まれていますが、これも聞きもの。「テトラードゥ」というのは「4つからなるもの」という意味とのこと。続けて奏される4つの部分からなる曲で、ジャズっぽく跳ねるリズムの短いオープニングに続いて、同じ曲想を持つスケルツォ風の曲。その後 陰鬱な遅い曲となり、最後は行進曲風。と言っても盛り上がって終わるわけではなく、不穏な曲想です。モダンな作風で、訴えかけが強く、アルバムの中で “浮いている” といえばそうでしょうが、軍人とは異なるブトリーの音楽的才能をまざまざと見せつけられる感じがします。
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