ヘンデル:サムソン リヒター=MBO; ヤング(T) アローヨ(S) 他 (ARCHIV・3CD)
曲目・演奏者
●ヘンデル:
「サムソン」(オラトリオ) HWV.57 全曲
■アレクサンダー・ヤング(T:サムソン) マルティナ・アーロヨ(S:デリラ) ノーマ・プロクター(A:ミカ) トーマス・スチュアート(Bs:マノア) エツィオ・フラジェルロ(Bs:ハラファ) ヘレン・ドナート,シーラ・アームストロング(S:イスラエルの女 他) ジェリー・J. ジェニングス(T:イスラエルの男 他)
カール・リヒター指揮 ミュンヘン・バッハo 同cho
ディスク・データ
CD// 海外盤 {ADD} ARCHIV*453 245-2 (3枚組)
発売:96年頃?/録音:1968年/収録時間:75+77+55分
△英語詞・独訳掲載 △ディスク中心部の刻印=MADE IN GERMANY BY PMDC
コンディション
◇ディスク:1)B+/ スリキズ少しあり / 内縁にスリキズ少しあり,2)A-〜B+/ スリキズ少しあり(強め*動作確認済),3)A-/ 点キズ少しあり / 内縁にスリキズあり
◇ブックレット:A-/ 表紙にキズ少しあり / 白地部分に軽い変色あり
◇プラケース:B+〜B// 白色トレイに部分的に変色あり
◇バック・インレイ白地部分に軽い変色あり
録音データ・その他
☆1968. 10, 11 ミュンヘン・ヘルクレスザールにおける録音。(P) マンフレート・リヒター、(E) ハインツ・ヴィルトハーゲン。
−「サムソン」は1741年に作曲、1743年 コヴェント ガーデンで初演された劇的オラトリオ。「メサイア」と同時期に作曲されました。ジョン・ミルトンの劇詩「闘士サムソン」にもとづき、ニューバラ・ハミルトンが台本を作成。ミルトンの他の詩もいくつか使われています。初演は大成功で、「サムソン」はヘンデルの生前には常に人気を保っていたとのこと。−ヘンデルはしばしば他人の音楽を自作に転用しましたが、この作品でも多くの他人の音楽を拝借していて、特にジョヴァンニ・ポルタ作曲のオペラ「ヌミトーレ」からは多数の借用が見られ、オラトリオの最後に置かれた有名なアリア「輝かしい天使よ」も「ヌミトーレ」にその原型が見られるとのことです。
ーサムソンはダン族出身の士師。ミカはサムソンの友人。マノアはサムソンの父。デリラはサムソンの妻。ハラファはガト出身のペリシテ人。−旧約聖書「士師記」のサムソンの物語に基づく サン- サーンスの「サムソンとデリラ」は、サムソンがペリシテ人を襲ってヘブライ人を解放したものの、ペリシテ人の美女デリラの色仕掛けに負けて捕らえられてしまうというストーリーですが、ヘンデルの「サムソン」では、サムソンは捕えられ、両目をくりぬかれてガザで奴隷として鎖につながれているところから始まり、友人ミカや父マノアが訪ねてきて、英雄の姿を嘆きます。デリラはここでは妻で、騙したことを悔い、以前のように夫婦のよりを戻そうと訴えかけますが、サムソンは聞く耳を持ちません。ペリシテ人のハラファがダゴンの祭りでサムソンの怪力を披露させようとしますが、サムソンはペリシテ人が多く集まった建物を引き倒し、自分ごとペリシテ人たちを潰してしまいます。マノアは「サムソンは英雄として死んだ」と言って人々に嘆くのをやめさせ、ミカはエホバを称えることを促します。トランペット・ソロつきの有名なソプラノのアリア (イスラエル人の女) と合唱で幕を閉じます。
ーこのオラトリオの全曲録音となると、LP時代はこのリヒター盤くらいしかないという状況が長かったようです。1978年 レッパード盤 (ERATO)、1990年 クリストファーズ盤 (COLLINS)、1992年 アーノンクール盤 (TELDEC) が現れ、その後もピリオド演奏がいくつか現れてきているという状況のようです。−当リヒター盤の演奏は、モダン楽器と大きめの編成を生かしたオケのヴォリュームと力強さ、輝かしさが魅力。歌手陣も高水準。洗練よりも群衆の威力を示すような合唱を含め、リヒターらしく実に訴えかけの強い演奏です。
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