ストコフスキー DECCA録音集 1965〜72年 (DECCA・5CD)
曲目・演奏者
●[1] バッハ:トッカータとフーガ ニ短調 BWV.565
[2] 同 :前奏曲 変ホ短調 BWV.853 (平均律第1巻より)
[3] 同 :「ゲッセマネの我が主イエスよ」BWV.487 (シェメッリ歌曲集より)
[4] 同 :「われらは唯一の神を信ず」(コラール) BWV.680
[5] 同 :「キリストは死のとりことなれり」(コラール) (カンタータ第4番 より)
[6] 同 :パッサカリアとフーガ ハ短調 BWV.582
[7] バード:パヴァーンとガリアード, [8] クラーク:トランペット ヴォランタリー
[9] シューベルト:「楽興の時」第3番 D,780-3, [10] ショパン:マズルカ第13番 Op.17-4
[11] チャイコフスキー:無言歌 Op.40-6,[12] デュパルク:「恍惚」
[13] ラフマニノフ:前奏曲 嬰ハ短調 Op.3-2, [14] ドビュッシー:「沈める寺」 ¹§
[15] チャイコフスキー:交響曲第5番 Op.64
[16] スクリャービン:交響曲第4番「法悦の詩」Op.54 ²§
[17] フランク:交響曲
[18] エルガー:創作主題による変奏曲 (エニグマ) Op.36 ³§
[19] ベルリオーズ:幻想交響曲 Op.14
[20] ベルリオーズ:「ファウストの劫罰」Op.24 より 妖精の踊り
[21] ラヴェル:「ジャンヌの扇」(共作) より ファンファーレ
[22] 同 :「ダフニスとクロエ」第2組曲 ⁴§₅
[23] ストラヴィンスキー:「火の鳥」組曲 (1919年版)
[24] ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲
[25] 同 :「海」
[26] メシアン:「キリストの昇天」
■レオポルド・ストコフスキー指揮 [1-6,13,16,18]チェコpo [7-12,20,22-26]ロンドンso [14,15,19]ニュー フィルハーモニアo [17,21]ヒルフェルスム・オランダ放送o [8]ハワード・スネル(tp) [12]デイヴィッド・グレイ(hrn) [22]ロンドン交響楽団cho
ディスク・データ
CD// 海外盤 {ADD} DECCA (UNIVERSAL)*475 145-2 (5枚組)
発売:03年/録音:1965〜72年/収録時間:78+70+75+65+81分
△紙ケース・タイプ(クラムシェル型 / 厚さ1.8センチ) / 紙製ディスクケース
△ブックレット付き(23ページ) △ディスク中心部の刻印=MADE IN GERMANY BY EDC
コンディション
◇ディスク:1)B+/ 線キズ少しあり, 小キズ部分的にあり*動作確認済,2)A〜A-/ 外縁に小キズ少しあり,3-5)A-/ 小キズ少しあり
◇ブックレット:A-〜B+/ シワ少しあり(強め含む)
◇紙ケース:A-〜B+/ スレ, スレ線部分的にあり // 内部に薄汚れ少しあり
録音データ・その他
☆[1-6,13]1972. 9,[16]1972. 9,[18]1972年 以上プラハ・ルドルフィヌムにおける録音。[7-12]1974年 ロンドン,[14]1965. 9,[15]1966. 9,[19]1968. 11,[20,22,25]1969年,[23]1967. 6,[26]1970. 6 以上ロンドン・キングズウェイ ホール,[17,21]1970. 9 オランダ・ヒルフェルスム放送スタジオ,[24]1972. 6 ロンドン・ロイヤル フェスティヴァル ホールにおける録音。[1-6,13,24]はライヴ。(E) アーサー・リリー。
−2018年 ストコフスキーが没後40年記念として DECCA全録音集が発売されましたが、そのデータを見ますと ストコフスキーが DECCAに録音をおこなったのは 1961〜75年のようです。23枚組 (1枚特典盤含む) ですが、オリジナル・カップリングを守った発売のようですので LP22枚分を録音したのかもしれません。一方 約80分というCDの容量をフルに使った当アルバムは、バッハ・トランスクリプションや チャイコ5番という昔から日本でも愛されている録音と、あまり再発されないもの、さらに珍しい録音を織り交ぜて収録したもの。[17,18,21,26]はこの発売がCDでは初インターナショナル・リリースであったとのことです。
ー[DISC-1]を聞くと、ストコフスキーの真骨頂は、自身 (自身のスタッフ) の編曲によって原曲の持つ情緒を目いっぱいに引き出す管弦楽小品集という気がします。特に [13,14]は遅いテンポで壮大な物語が見えるよう。それこそ「ファンタジア」のような短編アニメを思い出させます。一方 [12]デュパルク: 「恍惚 (法悦)」も危ういエクスタシーの想像が広く伝わりそうだと感じました。
−珍しい [17] フランク: 交響曲を聞いてみましたが、これはこれでロマンティックの極みの面白い演奏です。遅めのテンポを基調に頻繁にテンポを変化させ、止まってしまいそうな遅いテンポも使って目いっぱいに音楽の持つ感情を引き出しています。ストコフスキーの辞書に「純音楽」の文字はなく、交響曲も物語を表現する手段という感じ。人間が見えるようです。オケも当時の水準からすればなかなかのものですが、現在のオランダ放送フィルでしょうか。だとするとジャン・フルネがシェフであった時代で、国際的に知名度を上げた時期ということになります。
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