18世紀イタリア・フルート協奏曲集 (ペルゴレージ他) ゴールウェイ(fl) (RCA)
曲目・演奏者
●[1] ペルゴレージ:フルート協奏曲第1番ト長調
[2] ガルッピ:フルート協奏曲ニ長調
[3] ピアチェンティーノ:フルート協奏曲ト長調
[4] ジャネッラ:葬送協奏曲ハ短調
[5] タルティーニ:フルート協奏曲ト長調 (5声の協奏曲)
■ジェイムズ・ゴールウェイ(fl) クラウディオ・シモーネ指揮 イ ソリスティ ヴェネティ
ディスク・データ
CD// 海外盤 {DDD} RCA*09026-61164-2
発売:93年/録音:1991年/収録時間:66分
△ディスク=Made in USA
コンディション
◇ディスク:B-/ 横方向の線キズ少しあり(小さめ) / 全体的に研磨痕あり(薄め)*全曲の動作確認済
◇ブックレット:B+/ ツメ咬み痕あり(強め)
◇プラケース:B+
録音データ・その他
☆1991. 11 イタリア・ヴェネト州スキーオ・サン フランシスコ教会における録音。
−18世紀を中心とした イタリアのバロック後期から古典派の珍しいフルート協奏曲を集めたアルバム。−[3]のロマーノ・アントニオ・ピアチェンティーノについてはその生涯や経歴についてはほとんど知られていないとのこと。
−[4]のルイージ (ルイ)・ジャネッラについてもあまり知られていないようですが、著名なフルート教師であったようで、後年 パリに移って活躍したとのことです。[4]の葬送協奏曲は 1801年 ドメニコ・チマローザの追悼コンサートでが演奏された曲ということが分かっているとのことですが、これが非常に聞きごたえのある曲。他の曲とはスタイルが異なっており ロマンティック。フルートの技巧がちりばめられていますが、単なる技巧のひけらかしに終わっておらず、全曲 主調は短調でほの暗い。オケによる前奏部は長く悲劇的で、その後 フルートがメランコリックに切々と歌います。それこそチマローザの死を嘆くよう。その後 動的に展開する部分となりますが、いかにもロマンティック。後半 管楽器が長調で嘲笑するようなフレーズに、フルートが抵抗するような短調のフレーズが続くというシーンがありますが、ひょっとするとチマローザの生涯を描いているのかなと感じました。その後 カデンツァがあり、その後 消え入るように寂しく曲を終えます。1800年頃に作曲されたとなると、ベートーヴェンなみに斬新な作風だったと言えそうです。このような曲がなぜ知られていないのか不思議。ただし調べてみますと、やはりランパルは録音していました。オケは当盤と同様 シモーネ&ISV でした。ゴールウェイの演奏は美しい音色とテクニック、繊細さ、そしてロマンティックな情感の表出と見事の一言です。
※装丁は当時 RCA (BMG) が独自におこなっていた、通常のバック・インレイ面をジャケット面にし、ブックレットは通常の裏表紙をおもてにしたタイプ。どういう理由からか、この時代 数年間そのようにしていました。
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