ベッリーニ：カプレーティとモンテッキ　ムーティ＝CG； バルツァ(MS) グルベローヴァ(S) 他 /L （CC33-3477・2CD）

曲目・演奏者

●ベッリーニ：
「カプレーティとモンテッキ」全曲

■アグネス・バルツァ(MS：ロメオ)　エディタ・グルベローヴァ(S：ジュリエッタ)　グウィン・ハウエル(Bs：カペッリオ)　ダーノ・ラッファンティ(T：テバルト)　ジョン・トムリンソン(Bs：ロレンツォ)
　リッカルド・ムーティ指揮 コヴェント ガーデン王立歌劇場o　同cho

ディスク・データ

CD// 国内盤 {DDD} To−エンジェル＊CC33-3477〜8 (2枚組)
　発売：86年／定価：6600円／録音：1984年／収録時間：58+71分
△ブックレット (解説書) とリブレット (歌詞対訳書) 別々でプラケース内に収納

コンディション

◇ディスク：1)B-/ スリキズ部分的にあり(強め含む)，2)B-/ スリキズやや多し；2枚)動作確認済
◇ブックレット：B〜B-/ 表紙両面にシワ・線キズ少しあり 薄汚れあり 内部白地部分に軽い変色あり ホッチキスにサビあり
◇リブレット：A-/ 表紙両面に薄汚れ少しあり 内部白地部分に軽い変色あり
◇プラケース：B+　◇背表紙にクリーム色部分に色あせあり バック・インレイにも少し影響あり
◇オビなし

録音データ・その他

☆1984. 4 ロンドン・コヴェント ガーデン王立歌劇場におけるライヴ録音。(P) ジョン・ウィラン，デイヴィッド・グローヴズ、(E) マーク・ヴィガーズ。
−シェイクスピアを原作としているわけではないながら、大まかなストーリーは「ロメオとジュリエット」同様。よく言われるように台本はやや弱いながら、第1幕第2場の有名なジュリエッタのアリア「おおいくたびか」のみならず 音楽は一流で、｢いくたびか」の前の第1場も、ジュリエットへの愛とロメオへの復讐を誓うテバルトの場面、その後 ロメオがやってきて和平を申し出るも断られ、テバルトらと一触即発となる場面と、美しい音楽とスリリングな音楽が続き、魅了されます。｢清教徒」に勝るとも劣らないといえるでしょう。−コンヴェト ガーデンの宿命か 音質はスカッといきませんが、ムーティのキビキビとしたリズム感、緊張感ある 雄渾でダイナミックな指揮は見事。そしてバルツァ&グルベローヴァをはじめとする素晴らしい歌。当時はオペラ・ファンでもほとんど聞かれることがなかったこのオペラの価値を広く知らしめた録音で、初出時「レコ芸」誌の 1986年度 レコード・アカデミー賞を受賞しました。当盤はLP発売の約4か月後に発売された国内初CD化盤です。