モーツァルト：コンサート・アリア全集　テ・カナワ, グルベローヴァ(S) ベルガンサ(MS) 他 （LONDON・5CD）

曲目

●モーツァルト：
[1]「ああ わたしの思ったとおり … どこかへ消えておしまい」K.272
[2]「わたしは行くわ でもどこへ」K.583
[3]「おお 無分別なアルバーチェ … 父君のこの抱擁にかけて」K.79 (73d)
[4]「分からないわ どうしたの」K.582
[5]「もう言わないで … 心配することはない 恋人よ」K.490
[6]「いとしい人よ さようなら … 留まれ わが心よ」K.528
[7]「わたしの感謝をお受けください」K.383
[8]「やさしい春がもうほほ笑んで」K.580
[9]「どうぞ いとしい人よ」K.78 (73b)
[10]「ひどいこと ここはどこ … いま話しているのはわたしではない」K.369
[11]「喜びの思いが」K.579　§

[12]「もういいの あなたの勝ちです…ああ 捨てないでください」K.486a (295a)
[13]「偉大な魂 高貴な心を」K.578
[14]「いとしい人よ さあ早く … 天はあなたをわたしに」K.374
[15]「わたしの受けた災いの」K.83 (73p)
[16]「あなたの心は今はわたしに」K.217
[17]「幸せな幻影よ … お別れです」K.255
[18]「あわれなこのわたしよ … あわれなわが子よ」K.77 (73e)
[19]「とうとう楽しい時が … あなたを愛する人の」K.577
[20]「もし勇気と希望とが」K.82 (73o)　§

[21]「心変わりしないで」K.23
[22]「どうしてあなたを忘れよう … 恐れないで いとしい人よ」K.505
[23]「数知れぬ憂苦に」K.88 (73c)
[24]「わたしは気にとめない」K.74b
[25]「ああ 打ち明けてしまいたい」K.178 (417e)
[26]「恋の気高い思いは」K.119 (382h)
[27]「アルカンドロよ 告白するが … わたしは知らない どこからくるのか」K.294 (第1版)
[28」　同曲　(第2版)
[29]「ああ やさしい星よ もし天に」K.538　§

[30]「おお 運命の星よ…岸は近いと信じ」K.368
[31]「わが愛する人よ … ああ 分かってくれないだろうね」K.416
[32]「神よ あなたにお伝えできれば」K.418
[33]「いえ いえ あなたには」K.419
[34]「愛し合うベレニーチェと … 今日ここに昇る太陽よ」K.70 (61c)
[35]「テッサリアの民よ … わたしはお願いしません」K.316 (300b)
[36]「怒りにかられて行け」K.21 (19c)
[37]「運命は恋に 変わらぬ勇気を」K.209
[38]「うやうやしく畏まって」K.210
[39]「哀れなわたし これは夢か … あたりを吹くそよ風よ」K.431 (425b)　§

[40]「いとしのクラリーチェを私の妻に」K.256
[41]「もしわたしの言葉を信じないのなら」K.295
[42]「義務によりわたしが … かくも偉大で数え切れないのは」K.36 (33i)
[43]「お願いだ 詮索しないでくれ」K.420
[44]「男たちはいつもつまみ食いしたがる」K.433 (416c)
[45]「この俺が皇帝なら」K.539
[46]「娘よ お前と離れるに際して」K.513
[47]「あなたは裏切った … 激しく厳しい悔恨よ」K.432 (421a)
[48]「手にくちづけを」K.541
[49]「アルカンドロよ 告白するが … わたしは知らない どこからくるのか」K.512
[50]「ちょいとあいつを見てやって」K.584
[51]「このかわいい手に」K.612

演奏者

■[1-7]キリ・テ・カナワ(S)　[8-16]エディタ・グルベローヴァ(S)　[17-22]テレサ・ベルガンサ(Ms)　[23-29]クリスティーナ・ラーキ(S)　[30-35]エルフリーデ・ヘーバルト(S)　[36-43]エスタ・ウィンベルイ(T)　[1-21,23-43]ジェルジー・フィッシャー指揮 ウィーン室内o　[22]ジョン・プリッチャード指揮 ロンドンso　ジェフリー・パーソンズ(p)
[44-48]ディートリヒ・フィッシャー- ディースカウ(Br)　ラインハルト・ペータース指揮 ウィーン・ハイドンo
[49-51]フェルナンド・コレナ(Bs)　アンジェオ・クヮドリ指揮 コヴェント・ガーデン王立歌劇場o

ディスク・データ

CD// 海外盤 {ADD, DDD} LONDON＊455 241-2 (5枚組)
　発売：97年／録音：[1-20,22-39]1980, [40-43]83, [21]62, [44-48]69, [49-51]60年／
　収録時間：70+67+65+73+65分
△紙ケース・タイプ (クラムシェル型 / 厚さ1.5センチ) / 紙製ディスクケース
△ブックレット付き(43ページ)　△伊・独語詞・英訳掲載
△ディスク中心部の刻印＝MADE IN GERMANY BY UNIVERSAL M&L

コンディション

◇ディスク：1)A-〜B+/ 小スリキズ少しあり，2)A/ (線上の蒸着ムラ少しあり)，3)A// レーベル面に小キズ少しあり，4,5)A
◇ブックレット：A-〜B+/ 表紙背側端シワ少しあり(強め含む), 線キズ, スレ線少しあり
◇紙ケース：A-〜B+/ 線キズ部分的にあり

録音データ・その他

☆[1-21,23-39]1980. 12，[40-43]1983. 9，[22]1962. 10，[44-48]1969 以上ウィーン・ソフィエンザール，[49-51]1960. 5〜6 ロンドン・キングズウェイ ホールにおける録音。(P) [1-48]クリストファー・レーバーン，[49-51]レイ・ミンシャル、(E) [1-39,44-48]J. ロック，[1-39]S. イードン，[40-43]J. ペロウ，[44-48 J. ロウ，[49-51]K. ウィルキンソン。
−モーツァルトのコンサート・アリアの多くはモーツァルトが親交のあった歌手たちのために、他の作曲家のオペラへの挿入曲として作曲したもの。自作オペラ・アリアの代替曲もあり、[5,22]は「イドメネオ｣、[11,19]「フィガロの結婚｣、[50]「コシ」の歌の代替曲。コミカルな[44]は未完のオペラのための歌です。オペラのためではなく、単独の作品もあります。
−1980年代のテ カナワ、グルベローヴァ、ベルガンサ、ヴィンベルイらによる新録音に、低声のふたり (ベルガンサの1曲も) の1960年代の録音を加えた全集。−7曲を歌うラーキ (ラキ) はハンガリー出身のコロラトゥーラ・ソプラノ (1944- )。主にケルン歌劇場をはじめとしてドイツで活躍。録音は HUNGAROTON に多くあるほか、当録音など DECCA などメジャー・レーベルにも残しました。−6曲を歌うヘーバルトはウィーン出身のコロラトゥーラ (1951- )。ショルティ&WPの「ヘンゼルとグレーテル」(映像の方) で暁の精を歌っているとのことですが、少なくとも国際的な活躍はなかったのではないでしょうか。さすがにグルベローヴァの域には達していませんが、超高音を含むコロラトゥーラの難曲に挑み、優れた歌唱を披露しています。