▽モーツァルト:フィガロの結婚 クルレンツィス=ME;ヴァン・ホルン(Bs) 他 (SONY・3CD)
曲目・演奏者
●モーツァルト:
「フィガロの結婚」K.492 全曲
■リスティアン・ヴァン ホルン(Br:フィガロ) ファニー・アントネルー(S:スザンナ) アンドレイ・ボンダレンコ(Br:伯爵) ジモーネ・ケルメス(S:伯爵夫人) マリー- エレン・ネジ(S:ケルビーノ) ニコライ・ロスクトキン(Bs:バルトロ) クリスティアン・アダム(T:バジーリオ) マリア・フォシュストローム(MS:マルチェッリーナ) 他
テオドール・クルレンツィス指揮 ムジカエテルナ (古楽器使用) 同cho マキシム・エメリャニチェフ(fp) イリーナ・ピズヤノワ(ハーディガーディ)
ディスク・データ
CD// 海外盤 {ADD} SONY*88843014162 (3枚組)
発売:14年/録音:2012年/収録時間:64+71+42分
△紙箱付き(厚さ4.0センチ) △大判ブックレット付き(304ページ)
△伊語詞・独英仏訳掲載 △ディスク=Made in the EU
コンディション
◇ディスク:1,2)A〜A-/ 内縁に細かいスリキズあり,3)A-/ 小スリキズわずかにあり(強め含む*動作確認済) / 内縁に細かいスリキズあり
◇ブックレット:B+/ 小口側上部角付近にシワあり(強め含む) / 裏表紙部分的に線キズあり
◇プラケース:B+〜B/ [DISC-2]のディスクホルダーのツメ12個のうち3つの欠損と2つの萎えあり
◇紙箱:B+〜B/ シワ部分的にあり(おもて面左端下方 他) / 裏表紙部分的にスレ線あり
録音データ・その他
☆2012. 9〜10 ロシア・チャイコフスキー記念ペルミ国立オペラ・バレエ劇場における録音。(P) ニコラ・バルトロメー、(E) マクシミリアン・シウプ。
−今を時めく奇才 クルレンツィスのSONY契約第1作でした。ピリオド・オケは斬新にして雄弁。緩急自在、聞いたことのない独特のフレージング、フォルテピアノが鳴るなど、様々な仕掛けで劇的効果を演出、聞き手の感性を刺激します。レチタティーヴォはアレンジが加えられ、フォルテピアノ以外の楽器も登場し、聞いたことのないほど多弁にして雄弁。また歌が終わるとすぐさまフォルテピアノが鳴るのも特徴的ですが (アリア中心のハイライトは作りにくいことでしょう)、つまりは歌とレチタティーヴォの境目をできるだけ少なくし、ドラマの一貫性を重要視しているわけです。斬新なレチタティーヴォの一例として、第2幕第3場の開始 (伯爵の 「Che Novita!」)。[DISC-2]の冒頭にあたりますが、フォルテピアノの不穏な響きに何事かと驚かされます。あるいは第3幕 伯爵夫人のアリアの前にあるケルビーノとバルバリーナのレチタティーヴォの冒頭では バッハ:無伴奏vnパルティータ第3番の前奏曲を引用するという遊びが。
−歌手たちも粒ぞろい。昔の名歌手のように誰の歌とわかるような個性的な歌、スケールの大きな歌ではないものの、十分に鍛えられたもので、美しく、表現力もあり、不満がありません。そして歌も聞いたことのないような装飾をふんだんに加えて歌っています。なおアントニオ役のアガジャニアンだけは悪声を駆使し、アクの強い表現をしているのですが、それにフォルテピアノが不協和音を駆使した騒がしい伴奏をつけています。第3幕の伯爵夫人のアリアの後のレチタティーヴォなどもオドロキです。とにかく書き出すとキリがない。うるさい、表現過剰という批判もあるでしょうし、私もそう感じる部分もありますが、録音に関しては歌手の個性や芸だけで楽しめる時代はもう過ぎ去りました。若き奇才の果敢な挑戦、宝庫たるアイディアを楽しまない手はないと思います。−管弦楽、合唱のメンバー表掲載。
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