ロット:交響曲第1番,組曲より Pヤルヴィ=FRSO (RCA)

メイン画像:ロット:交響曲第1番,組曲より Pヤルヴィ=FRSO (RCA)ジャケット写真

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商品番号:88691963192

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曲目・演奏者

●ロット:
[1] 交響曲第1番ホ長調
[2] 管弦楽のための組曲 (2つの楽章)〔1 スケルツォ,2.終楽章〕

■パーヴォ・ヤルヴィ指揮 フランクフルト放送so

ディスク・データ

CD// 海外盤 {DDD} RCA*88691963192
 発売:02年/録音:2010年/収録時間:60分
△ディスク=Made in the EU

コンディション

◇ディスク:A
◇ブックレット:A〜A-
◇プラケース:B+

録音データ・その他

☆2010. 4 フランクフルト・アルテ オーパーにおける録音。(P) [1]H. B. ベーツィング,[2]E.グラウヘ、(E) トーマス・エシュラー。
−ハンス・ロットはオーストリアの作曲家 (1858- 84)。精神病発症の上 結核を患い25歳で亡くなっており、習作的な管弦楽曲を残したに過ぎませんが、師ブルックナーや学友マーラーが高く賞賛していました。この交響曲はまず第1楽章が作曲され、1878年 音楽院の作曲コンクールに提出。ブルックナーを除く多くの審査員からは不評で落選してしまいましたが、ロットは残りの楽章を書き、1880年に完成させました。4つの楽章からなり、それぞれ9分, 10分, 12分, 22分を要する大曲。 冒頭、なにかの映画音楽を思わせる歌謡的なトランペット。厳かに盛り上がりますが、これが序奏ではなく長い第1主題。こういうところからして保守的な審査員に受け入れられなかったのでしょうか。その後 ブルックナー、ワーグナーも思わせるも、なんといってもマーラー。あちらこちらにマーラーの音楽の影が。第3楽章はそれこそマーラーの第1番の第2楽章の姉妹編のよう。しかし実はロットのほうが先に作曲されており、マーラーがロットに強い影響を受けていたことに驚かされます。また第3楽章が回想される第4楽章が冒頭からなんとも個性的 (そしてマーラーの影)。陰鬱な気分が明るくなる主題 (9分〜) はブラームスの交響曲第1番の第4楽章主部の主題に似ていますが、この楽章が最も充実しているのではないでしょうか。名作とは言えないものの、興味深いユニークなこの作品のスコアは長らくオーストリア国立図書館に眠っていましたが、1984年 ロット没後100年を契機にイギリスの音楽学者であるポール・バンクスが草稿やパート譜を精査して蘇らせ、1989年 初演されました。 −[2]はこれが世界初録音。4楽章の予定でしたが 未完に終わった作品です。

商品番号:88691963192

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