ブラームス:2つのラプソディ,間奏曲集 他 ポゴレリチ(p) (DG)
曲目・演奏者
●ブラームス:
[1] カプリッチョ 嬰ヘ短調 Op.76-1 (ピアノ小品集より)
[2] 間奏曲イ長調 Op.118-2 (ピアノ小品集より)
[3] 2つのラプソディ Op.79
[4] 3つの間奏曲 Op.117
■イーヴォ・ポゴレリチ(p)
ディスク・データ
CD// 海外盤 {DDD} DG*437 460-2
発売:92年/録音:[4]1991, [1-3]92年/収録時間:53分
△ディスク中心部の刻印=MADE IN GERMANY BY EDC
コンディション
◇ディスク:B+/ スリキズ少しあり(横方向, 強め含む*動作確認済) / 外縁にスリキズあり
◇ブックレット:A-〜B+/ ジャケ面に細かい薄汚れあり, 小口側端にシワ少しあり
◇プラケース:B+〜B
録音データ・その他
☆[1-3]1992. 6 ハンブルク・F. エーベルトハレ,[4]1991. 7 ハノーファー・ベートーフェンザールにおける録音。(P) [1-3]W. マイヤー,[4]H. ヴェーバー、(E)
[1-3]A. ヴェドマン,[4]G. ツィーリンスキー。
−たっぷりとした重厚な響きがブラームスに似つかわしい。しかし [1]の印象的な分散和音を速いテンポでピアニスティックに処理するのではなく、遅いテンポで感情を乗せるところからして特異。ラプソディも大きなルバートやタッチなどの変化を駆使した、いかにも鬼才らしい演奏。ケレン味の中にふと美しい表情が聞こえてきます。晩年の4つの間奏曲も淡々とした諦観ではなく、もっと感情的で、じっくりと陰鬱な歌を歌っています。1991年6月、クロアチアがユーゴスラヴィア連邦からの独立を宣言しましたが、父の故郷 クロアチアと母の故郷 セルビアとの間に内戦が勃発。ポゴレリチは母の故国セルビアと訣別し、クロアチア人として生きることを決断しました。ポゴレリチの苦悩や悲嘆は想像に難くありません。当アルバム (特に[4]は勃発翌月の録音) にはそうした哀しみが色濃く反映されていることでしょう。
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