グノー：ファウスト　クリュイタンス＝； ゲッダ(T) ロス・アンヘレス(S) 他 （EMI・3CD / CD-ROM付）

曲目・演奏者

●グノー：
｢ファウスト｣ 全曲

■ニコライ・ゲッダ(T：ファウスト)　ビクトリア・デ ロス アンヘレス(S：マルガリーテ)　ボリス・クリストフ(Bs：メフィストフェレス)　エルネスト・ブランク(Br：ヴァランタン)　リリアーヌ・ベルトン(S：シーベル)　リタ・ゴール(A：マルテ)　ヴィクトール・オトラン(Br：ワグナー)
　アンドレ・クリュイタンス指揮 パリ国立歌劇場o　同cho

ディスク・データ

CD// 海外盤 {ADD} EMI＊5 59820 2 (3枚組 / CD-ROM付)
　発売：12年／録音：1958年／収録時間：51+49+73分
△ザ ホーム オヴ オペラ・シリーズ　△CD-ROM付き (仏語詞・独英訳 / 英独仏語の解説収録)
△ディスク＝MADE IN THE EU

コンディション

◇ディスク：1,3)A-〜B+/ スリキズ少しあり(強め含む)，2)A，CD-ROM)A
◇ブックレット：A-〜B+/ 背側下辺付近に強い直線状のシワあり / 裏表紙に小キズわずかにあり
◇プラケース：A-〜B+　◇フロント・インレイに1ヶ所 強い小シワあり

録音データ・その他

☆1958. 9, 10 パリ・サル ドゥ ラ ミュテュアリテにおける録音。(P) ルネ・シャラン、(E) ワルター・ルールマン。
−EMIはクリュイタンス、パリ国立歌劇場管、ゲッダ、ロス アンヘレス、クリストフで1953年にモノーラルで ｢ファウスト｣ を録音しましたが、約5年ほど後 ステレオで録音し直したのがこれ。その他の歌手は代わっています。−今では考えられないような個性的な歌の競演。特にロス アンヘレスのしとやかで甘く、温かみのある歌は最高の聞きもの。このような無理に高い声を出す感じのない、しぜんで優しい歌唱は現代では聞けないもの。クラシックの範疇を超えているようで、彼女が民謡やポピュラーソングでも名唱を残したことに繋がっていると感じます。ゲッダも好調。クリストフは相当アクの強い歌ですが、悪魔の歌としてはまっているとも言えるでしょう。ヴァランタンを歌うブランクが美しく、力強く、素晴らしい。歌に重心が置かれた録音ですが、現代のように精緻ではないものの、勢いがあって雄弁で、いにしえのフランス風に華やかなクリュイタンスの指揮も素晴らしい。
−ブックレットにはコンテンツ (トラックリスト) と「ファウスト」に関する解説 (英独仏西伊の5か国語) のみ掲載。CD-ROMにオペラの仏語詞・独英訳と、英独仏語によるより詳しい解説を収録しています。