グラナドス:ゴイェスカス,アレグロ 他 ラローチャ(p) /90年 (BVCC37)

メイン画像:グラナドス:ゴイェスカス,アレグロ 他 ラローチャ(p) /90年 (BVCC37)ジャケット写真

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商品番号:BVCC37

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曲目・演奏者

●グラナドス:
[1] 演奏会用アレグロ
[2] ゆるやかな舞曲
[3]「ゴイェスカス」(6曲)
[4]「わら人形」

■アリシア・デ ラローチャ(p)

ディスク・データ

CD// 国内盤 {ADD} BMG−RCA*BVCC-37
 発売:90年/定価:3000円/録音:1990年/収録時間:70分
△ライナーノート:濱田滋郎

コンディション

◇ディスク:B+/ スリキズ部分的にあり(強め含む・小さめ*動作確認済)
◇ブックレット:B+/ 小口側端に小シワあり / 小口側端に汚れ少しあり / 白地部分に軽い変色あり
◇プラケース:A〜B+ ◇バック・インレイ白地部分に軽い変色あり
◇オビ:A-

録音データ・その他

☆1989. 12, 1990. 4 NY アメリカ芸術文芸アカデミーにおける録音。(P) デイヴィッド・フロスト、(E) トム・ラザラス。
−モーツァルト:ピアノ・ソナタ集 (第5, 11〜13番) に続くラローチャのRCA録音第2作でした。この後 グラナドスではスペイン舞曲集 他も録音しています。−[3]はラローチャ4回目最後の全曲録音。他も60年代にHISPAVOX、DECCAに録音していました ([2]はDECCA録音なし?)。−国内初出盤。
−「ゴイェスカス」は1911年作曲。「ゴヤ風の音楽」という意味で、「恋する若者たち」という副題を持っています。グラナドスが愛好したゴヤの絵画にインスピレイションを受けて書かれたもの。とはいえ 絵画的なタイトルがつけられた2部6曲は、特定の絵画をもとにしているわけではありません。ゴヤ風の絵画を音楽で描いたといえるかも。粋な男と女、マハとマホの愛と死を音楽で描いているようです。−なおグラナドスは同名のオペラを作曲。その第1曲をピアノ用に編曲したものが「わら人形」です。これのみゴヤの実際の絵をもとにしています。呪いではなく、皆でおこなう遊びで、明るい曲調。−この曲集の魅惑たるや! 第1曲の颯爽とした粋なメロディから引きつけられます。第3曲のファンダンゴのかっこよさ、第4曲の嘆きの歌とカデンツァによるサヨナキドリの鳴き声、第5曲の即興的で幻想的、そして物語のようにドラマティックな展開、等々。舞曲のリズム感、歌のような粋なメロディ、哀愁。愛の喜びと人生の悲しみ。まさしくこれぞスペイン、ラテンの生き様を感じさせる名曲です。こうした民族性を感じさせる曲となると演奏者が限られ、曲の素晴らしさが広く伝わらわないのは残念なところ。
−ラローチャはグラナドスの一番弟子であるフランク・マーシャルに学び、また母もグラナドスの弟子でした。彼女はグラナドスを数度録音するなど その普及に努めた「十字軍」。そのリズム感や歌いかた、ニュアンスはまさしくお手本となるものでしょう。この1990年の演奏は往年の切れ味は影を潜め、まろやかな円熟味で聞かせます。

商品番号:BVCC37

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