クララ・ハスキル(p)　モーツァルト：ピアノ協奏曲5曲 他　PHILIPS, DG録音集 （PROFIL・6CD）

曲目・演奏者

●[1] モーツァルト：ピアノ協奏曲第20番ニ短調 K.466
[2]　同 ：　同　第24番ハ短調 K.491
[3]　同 ：ロンド イ長調 K.386 (p, Orc)　§2
[4]　同 ：ピアノ協奏曲第9番 変ホ長調 K.271
[5]　同 ：ヴァイオリン・ソナタ第23 (40) 番 変ロ長調 K.454
[6]　同 ：　同　第25 (40) 番イ長調 K.526　§3
[7]　同 ：ピアノ協奏曲第13番ハ長調 K.415
[8]　同 ：　同　第27番 変ロ長調 K.595　§4
[9] ベートーヴェン：ピアノ協奏曲第3番ハ短調 Op.37
[10]　同 ：ヴァイオリン・ソナタ第10番ト長調 Op.96　§5
[11]　同 ：　同　第5番ヘ長調 Op.24
[12]　同 ：ピアノ・ソナタ第17番ニ短調 Op.31
[13]　同 ：　同　第18番変ホ長調 Op.31　§6
[14] シューマン：色とりどりの小品 (ブンテ ブレッター) Op.99 より 3つの小品
[15]　同 ：　同　より 5つのアルバムの綴り
[16]　同 ：｢子供の情景」Op.15
[17]　同 ：｢森の情景」Op.82
[18]　同 ：アベッグ変奏曲 Op.1

■クララ・ハスキル(p)
[1,2,9]イーゴリ・マルケヴィチ指揮 ラムルーo　[3]ベルンハルト・パウムガルトナー指揮 ウィーンso　[4]パウル・ザッハー指揮 ウィーンso　[5,6,10,11]アルテュール・グリュミオー(vn)　[7]ルドルフ・バウムガルトナー指揮 ルツェルン音楽祭弦楽合奏団　[8]フェレンツ・フリッチャイ指揮 バイエルン国立o

ディスク・データ

CD// 海外盤 {MONO, STE/ ADD} PROFIL (HÄNSSLER)＊PH22053 (6枚組)
　発売：22年／録音：1951〜60年／収録時間：68+76+56+62+65+53分
△可動トレイを使用した特殊セット用ケース　△ライナーノート付き(11ページ)
△バック・インレイに Manufactured in Austria と記載

コンディション

◇ディスク：1,4-6)A〜A/ 内縁にスリキズあり，2)A-〜B+/ 小スリキズ少しあり(強め＊動作確認済)，3)A-/ 内外縁にスリキズあり(外縁に強め含む)
◇ブックレット：A-
◇プラケース：B+〜B

録音データ・その他

☆[1,2]1960. 11，[9]1960. 10 以上パリ，[2]1954. 10，[4]1954. 10 以上ウィーン，[5,6]1956. 1 ，[10]1956. 12，[11]1957. 1，[12,13]1955. 5 以上アムステルダム，[7]1960. 5 ルツェルン，[8]1957. 9 ミュンヘン，[14,15]1952. 4，[16]1955. 5，[17]1954. 5，[18]1951. 10 以上オランダ・ヒルフェルスムにおける録音。[1,2,7,9]はステレオ録音、その他はモノーラル。リマスター：トーベン・ヴィダーマン。
−モーツァルトを筆頭にハスキルが最も得意としたレパートリー、ベートーヴェン、シューマンを収録したハスキル・ハイライト集ともいうべき内容。−粒立ちのいいタッチに純粋さや無垢さ、そして暗い影、はかなさを宿したハスキルの、唯一無二の芸術。−私はかつてモーツァルト：ピアノ協奏曲第13番はロココ風の愉悦溢れるランドフスカの演奏に心底ほれ込んでいたため、ハスキルの演奏 ([7]) はモーツァルトとの個人的な交信を聞くようだと感じ、否定的であったのですが、その繊細さ、可憐さ、あるはかなさがいいと、ほんの数か月前に感じるようになりました。−とはいえ、グリュミオーとのモーツァルトは最高の演奏と昔から感じていました。グリュミオーのほれぼれするような美音に、ハスキルの微妙なニュアンス。名コンビでした。[6]は曲も最高です。