パーセル:ディドとエネアス ジョーンズ=; フラグスタート,シュヴァルツコップ(S) 他 (EMI)
曲目・演奏者
●パーセル:
[1]「ディドとエネアス」全曲
[2]「 同 」より「手を貸しておくれ ベリンダ … わたしが大地に横たえられるとき」(ディドの嘆き)
■[1] キルステン・フラグスタート(S:ディド) トーマス・ヘムズリー(Br:エネアス) エリーザベト・シュヴァルツコップ(S:ベリンダ 他) アーダ・マンディキアン(MS:魔法使い) 他
ジェライント・ジョーンズ指揮 マーメイドo 同シンガーズ ライモンド・クラーク(vc)
[2] K. フラグスタート(S) ワーウィック・ブレイスウェイト指揮 フィルハーモニアo
ディスク・データ
CD// 海外盤 {MONO/ ADD} EMI*5 09690 2
発売:08年/録音:[1]1951, 52, [2]48年/収録時間:64分
△GRCシリーズ △英語詞掲載 △artリマスター △ディスク=MADE IN THE EU
コンディション
◇ディスク:A
◇ブックレット:B+/ ジャケ面小口側端付近にシワ少しあり(強め) / 裏表紙, 内部一部に薄汚れあり
◇プラケース:B+
録音データ・その他
☆[1]1951. 10〜12,1952. 3 マーメイド劇場,ロンドン・アビー ロード第1スタジオ,[2]1948. 5 アビー ロード第1スタジオにおける録音。(P) ウォルター・レッグ、(E) ロバート・ベケット 他。
−フラグスタート、シュヴァルツコップというドイツ系の偉大なソプラノ新旧が共演した興味深い録音 (フラグスタートはノルウェー人)。1947年 イギリスの俳優で映画監督でもあったバーナード・マイルスと知り合ったフラグスタート。1951年 彼が建設した小さな劇場 マーメイド劇場のためにディドを歌ったのですが、当録音はその公演後にセッション録音されたもの。当時の常識に合うように編曲された版で、濃厚なロマン的性をまとった演奏ですが、古色蒼然というわけではなく (最初はそう感じましたが、段々慣れてきます)、その温かな情感はなかなか魅力的。纏綿としたレガート中心ながら、一方で歯切れのよいスタッカートも聞かせる指揮もいいですし、オケもうまい。
−フラグスタートは1953年に引退しますが、そのきっかけは 1952年のEMIの 「トリスタンとイゾルデ」 (フルトヴェングラー指揮) で、高い音をきれいに出せなくなっていたフラグスタートに代わって シュヴァルツコップが2つの高音を出したという秘密を暴露されたこと。この録音からも 当時 たそがれ時のフラグスタートと かわたれ時のシュヴァルツコップという状況がまざまざと感じられ 大変興味深い。ディドが最後 ベリンダに看取られながら、「Remember me, but forget my fate」 と歌うなんて なんという因縁でしょう! 大時代的な演奏ではなく ドラマが聞けることとともに、音質が鮮明であるのも嬉しいところです。
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