ミヨー:室内交響曲集,短編オペラ集 リッケンバッハー=カペラ・クラコヴィエンシス員 (o, cho) (KOCH)
曲目・演奏者
●ミヨー:
[1] 室内交響曲第1番 Op.43「春」
[2] 同 第2番 Op.48「パストラーレ」
[3] 同 第3番 Op.71「セレナード」
[4] 同 第4番 Op.74 (弦楽十重奏)
[5] 同 第5番 Op.75 (管楽十重奏)
[6] 同 第6番 Op.79 (S, A, T, Bs, ob, vc)
[7]「エウロペの略奪」(短編オペラ第1作) Op.94
[8]「見捨てられたアリアーヌ」( 同 第2作) Op.98
[9]「解放されたテセウス」( 同 第3作) Op.99
■カール・アントン・リッケンバッハー指揮 カペラ クラコヴィエンシス員 同cho員
〔[6]クラウディア・チェシリク(S) アグニェシュカ・ヴィエトルズニー(A) カレク・クリヴォン(T) ボグダン・マカル(Bs) ゴジェゴシュ・シュテク(ob) コンラッド・ゴルカ(vc) [7]B. マカル(Br:アジェノール) ズビグニエフ・グリギエルスキ(Br:ベルガモン) マチェイ・ルジンスキ(T:ジュピター- タウリン) アレクサンドラ・バランスカ(S:エウロペ) [8]C. チェシリク(S:アリアーヌ) A. バランスカ(S:フェードル) マチェイ・ラドゥジンスキ(T:テセウス) B. マカル(Br:ディオニソス) [9]A. ヴィエトルズニー(MS:アリシー) A. バランスカ(S:フェードル) ズビグニエフ・グリギエルスキ(Br:イポリット) B.マカル(Br:テラメーヌ) M. ラドゥジンスキ(T:テセウス)〕
ディスク・データ
CD// 海外盤 {DDD} KOCH SCHWANN*3-6772-2
発売:00年/録音:1991年/収録時間:59分
△[7-9]歌詞掲載なし △ディスク=Made in Austria/EC / Made by KOCH の刻印あり
コンディション
◇ディスク:A-/ 細かいスリキズわずかにあり / 内縁にスリキズあり
◇ブックレット:A-〜B+/ 表紙両面にシワ少しあり(裏表紙に強め) / 白地部分に軽い変色あり
◇プラケース:A-〜B+
録音データ・その他
☆1991. 8 クラクフ・フィルハーモニーにおける録音。(P) イェジ・ドゥルゴシュ、(E) トマシュ・リストワン。
−後期ロマン派の交響曲やオペラの肥大化に対抗したということでしょうか。ミヨー一流の多調を用いてはいるものの室内交響曲 (小交響曲) は基本的に明るく軽い曲調です。いずれも小編成によっていて、各3楽章からなり、しかも長くても3分半。1分に満たない曲もあるという短さ。さらに[6]はヴォカリーズによるという奇想天外さ。交響曲集はミヨーの自作自演があり、CDでも発売されていましたが、短編オペラ集なんてのがあるとは知りませんでした。生涯「反ワーグナー」の立場をとったミヨーの大いなる皮肉というところでしょう。いずれもギリシャ神話を題材としていますが、[7]は8場からなり 8'08、[8]は5場 10'00、[9]は6場 7'38 という短さです。歌詞の掲載がないのは残念ですが、英語によるあらすじがついています。短いながら緊張感とドラマ性が感じられます。
−カペラ クラコヴィエンシスはポーランドのクラクフを拠点とするピリオド・アンサンブル, 室内合唱団。作曲家, 指揮者のスタニスワフ・ガロンスキによって1970年に結成。初代指揮者をつとめました。古典作品以前の演奏中心ですので、当録音のような近代音楽の演奏は珍しいことでしょう。スイス出身、珍しい曲を掘り起こすことに定評のあるリッケンバッハー (1940- 2014) 指揮による当アルバムは、ディアパソン ドールとアカデミー シャルル・クロのディスク・グランプリというフランスのふたつの権威ある賞を受賞したとのことです。
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