▽ヴェルディ:ルイザ・ミラー マゼール=OROH; リッチャレッリ(S) ドミンゴ(T) 他 (DG・2CD)
曲目・演奏者
●ヴェルディ:
「ルイーザ・ミラー」全曲
■カーティア・リッチャレッリ(S:ルイーザ) プラシド・ドミンゴ(T:ロドルフォ) レナート・ブルゾン(Br:ミラー) グウィン・ハウエル(Bs:ワルター) ヴラディミーロ・ガンツァロッリ(Bs:ヴルム) エレナ・オブラスツォワ(MS:フェデリカ) 他
ロリン・マゼール指揮 コヴェント ガーデン・王立歌劇場o 同cho
ディスク・データ
CD// 海外盤 {ADD} DG*423 144-2 (2枚組)
発売:96年/録音:1979年/収録時間:70+63分
△紙箱付き(▽厚さ3.3センチ) △大判ブックレット付き(162ページ)
△伊語詞・独英仏訳掲載 △ディスク中心部の刻印=MADE IN GERMANY BY PMDC
コンディション
◇ディスク:1)A〜A-/ 内縁に小スリキズ少しあり,2)A〜A-/ 内縁にスリキズ少しあり, 外縁に小スリキズ少しあり
◇ブックレット:A-/ 表紙両面にスレ線, 細かい薄汚れ少しあり / 内部白地部分に変色あり(軽め)
◇プラケース:B+ ◇紙箱:A-〜B+/ 線キズ部分的にあり / スレ線少しあり
録音データ・その他
※当商品は厚さの関係でレターパックプラス あるいはゆうパックでの発送となります。
☆1979. 6 ロンドン・トゥーティング・オール セインツ教会における録音。(P) ライナー・ブロック、(E) ハインツ・ヴィルトハーゲン。
−ヴェルディ14作目のオペラで 16作目「リゴレット」の少し前に書かれたもの。シラー原作で、村娘ルイーザと伯爵家の息子ロドルフォの身分違いの恋の悲劇。愛国的な内容の作品から脱するきかっけとなった作品といえるでしょうか。上演機会は多くありませんが、ヴェルディらしいドラマティックな音楽で、ヴェルディのマイナー・オペラの中では優れたものののひとつ。第1幕第1場、軽快で可憐なルイーザのアリア「一目見た時から」もさることながら、それに続くアンサンブルによるストレッタがめっぽう楽しく 最初から魅了されます。最も有名なアリアは第2幕第3場 ロドルフォの「穏やかな夜には」。ルイーザに裏切られたと思い込み、彼女と過ごした日々を思い出すアリアです。それと第3幕、死を覚悟したルイーザと、自殺するなら父が先に行こうと言うミラーとの二重唱がいい。そして「オテッロ」のデズデモナ殺しの場面を思わせるロドルフォとルイーザの服毒場面 (「マーレデット!」 と叫ぶところは 「ルチア」 にそっくり)、「トロヴァトーレ」のそれを思い出させる悲惨な大フィナーレに繋がります。
ー当オペラの録音となると、1965年 クレヴァ指揮, モッフォ(S) ベルゴンツィ(T) (RCA)、1975年 マーク指揮, カバリエ(S) パヴァロッティ(T) (DECCA) がありましたが、ディジタル時代直前に録音されたこのDG盤こそ、このオペラの魅力を広く知らしめたものでしょう。最盛期にあった主役3人はお手本のような歌唱と言えそう。ただ私はガンツァロッリの絵に描いたような悪役ぶりの歌には違和感を感じます (オブラスツォワもちょっと…)。−マゼールの指揮は素晴らしい。リズム感のよさとともにキリリと締めており、鋭い響きを駆使したダイナミズムが効果的です。
−「オペラ対訳プロジェクト」というサイトに全曲の歌詞対訳が掲載されています。
- [カートに入れる] のボタンがないものは売れてしまった商品です
- This is sold only in Japan.
- 商品データの見方はこちら
- ディスク各部の名称等について
- 商品等のお問い合わせはメールにてお願いしまします。電話はご容赦ください