スメタナ：わが祖国　アーノンクール＝WP /L （BVCC34090・2CD）

曲目・演奏者

●スメタナ：
「わが祖国」全曲

■ニコラウス・アーノンクール指揮 ウィーンpo

ディスク・データ

CD// 国内盤 {DDD} BMG−RCA＊BVCC-34090〜1 (2枚組)
　発売：03年／定価：2940円／録音：2001年LIVE／収録時間：39+44分
△スリムケース・タイプ　△ライナーノート：N. アーノンクール (和訳)

コンディション

◇ディスク：1)A-/ 小スリキズ少しあり / 外縁にスリキズ少しあり，2)A〜A-/ 外縁に小スリキズ少しあり
◇ブックレット：A-〜B+/ 裏表紙小口側上下角に強いシワあり(内部にも影響あり) / その他シワ少しあり(強め含む)
◇プラケース：B+　◇オビなし

録音データ・その他

☆2001. 11. 3〜7 ウィーン・ムジークフェラインザールにおけるライヴ録音。(P) マーティン・ザウアー、(E) ミヒャエル・ブラマン。
−アーノンクールのRCA初録音であったもの。ウィーン・フィルの当曲録音はクーベリック、レヴァイン以来の3回目でしょうか。アーノンクールは祖母がチェコ人で、チェコの血筋を引き、この作品をとりあげるのが長年の夢だったとのことです。−演奏は完全にアーノンクール流、個性際立つ「わが祖国」。バロック音楽に対するのと同じような知的でドライな目でゼロから音楽を再構築したかのよう。新しいアーティキュレイション、アクセント、アゴーギク、バランス、テンポ…。テンポでいうと、第4曲の遅さ、そのひきずるような重くけだるい情緒は聞きものです。それにしてもプライド高き名門ウィーン・フィルから、その伝統とは別ものと思われるような響きを引き出したことには恐れ入るばかり。アーノンクールの鬼才ぶりに大いに刺激され、面くらい、戸惑い、唸らされるアルバムです。