ドヴォルザーク:交響曲第9番 他 ナヌート=リュブリャナ放送so 他 (CLS4015)

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商品番号:CLS4015

  • 通常価格:500円(内税)

曲目・演奏者

●[1] スメタナ:「売られた花嫁」より 序曲と3つの踊り〔1. ポルカ,2. フリアント,3. 道化師の踊り〕
[2] ドヴォルザーク:スラヴ舞曲第2番 ホ短調 Op.46-2
[3] 同 :交響曲第9番 Op.95「新世界より」

■[1]ウラディミール・ペトロショフ指揮 フィルハーモニア・フェストシュピールo
[2]アルフレート・ショルツ指揮 ロンドンso
[3]アントン・ナヌート指揮 リュブリアナ放送so

ディスク・データ

CD// 海外盤 {DDD} ZYX*CLS 4015
 発売:--年/録音:記載なし/収録時間:64分
△ディスク=Made in EEC (欧州経済共同体)
△ブックレットは見開き1枚 △プラケース=ハード・タイプ

コンディション

◇ディスク:B+/ スリキズ部分的にあり(小さめ・強め含む*動作確認済) // レーベル面に小キズ少しあり
◇ブックレット:A〜A-
◇プラケース:B+

録音データ・その他

☆録音データなし。3つの録音ともディジタル録音のマークあり。−ZYXは 1971年 ベルンハルト・ミクルスキによって設立されたドイツのレーベルとのこと。この黄色のデザインのCD、たくさん発売されたようですが、私がCD店で働いていた時には扱ったことがなかったと思います。しかし昔から中古店で見かけました。W. GERMANY の刻印がありますので、CD時代最初期に発売されたものでしょう。さまざまな音源を一点買いするなどしてCDを制作していたのでしょうか。−以前このレーベルのCDが入荷した時、プラケース表に「Risamol」と印刷されていて、中古CD店の名前でだろうかと想像しましたが、当アルバムにも付いています。となると、レーベルで独自のプラケースを作っていたのでしょうか。
ー[2]の「ショルツ」を検索してみると、WIKIPEDIAの「幽霊指揮者」にあたりました。曰く「ドイツの指揮者兼 音楽プロデューサーであるアルフレート・ショルツは、オーストリア放送協会の放送用録音を大量に買い取り、PILZというレーベルを設立して、自身が指揮したもの、あるいは架空の演奏家のものとして大量に売りさばいた。幽霊指揮者の演奏とされるCD音源の多くは、この流れを汲んでいるとされる。これらの中にショルツ自身の演奏による録音が存在する可能性は否定できないが、概して演奏者データが信頼できないため、検証できない」とのこと。そして幽霊指揮者の例の中に [1]のペトロショフの名がありました。[1,2]は実際の演奏者は不明ということでしょう。
ー[3]のナヌート (かつてはナヌットとも) もかつては幽霊指揮者とされていましたが、2009年 紀尾井シンフォニエッタの招聘により初来日。実在が知られるようになりました。この演奏の指揮者&オケの表示は間違いないでしょう。ナヌートはスロヴェニア出身 (1932- 2017)。その首都 リュブリャナ音楽院で学びました。スロヴェニア・フィルの首席指揮者に就任し、海外へも演奏旅行をしたといいますから実力が認められていたのでしょう。1981年にはスロヴェニア放送響の音楽監督に就任し、このオケとも海外楽旅をおこないました。シュターツカペレ ドレスデン、ベルリン放送響などにも客演したとのことです。なお、当アルバムの「リュブリャナ放送響」はスロヴェニア放送響の以前の名称とのことです。−超一流オケのように豊かに響きませんが、東欧らしいローカル色の好演といえるでしょう。録音年は1980年代と思われますが、録音年が書かれているサイトがないか検索してみたものの結局わからず。ただこの演奏について感想を書いておられるサイトがいくつか当たりました。なかなか好評のようです。−しかし[1]は、速めのテンポ、リズム感よく歯切れよく、パワーと活力があり、[3]以上にいい演奏ではないでしょうか。東欧っぽい響きを感じますが、オケの洗練度も[3]よりもいいように感じます。本当の演奏者が知りたいものです。

商品番号:CLS4015

  • 通常価格:500円(内税)