エーリヒ・クンツ(Br) ドイツ愛唱歌集 パウリク=WSOO (KICC8292)
曲目・演奏者
●[1] シューマン:二人の擲弾兵, [2] ブラームス:眠りの精
[3] シューベルト:笑いと涙 D.777, [4] リスト:愛の夢
[5] レーガー:マリアの子守歌, [6] シューベルト:音楽に寄す D.547
[7] シューマン:くるみの木, [8] ベートーヴェン:自然における神の栄光
[9] ジルヒャー:ローレライ, [10] リスト:ローレライ
[11] モーツァルト:すみれ K.476, [12] ベートーヴェン:君を愛す
[13] ヴォルフ:主顕祭, [14] 同 :眠れる幼な児イエス
[15] ブラームス:セレナーデ Op.106-1
[16] シューベルト:シルヴィアに D.891
〇すべて R. ショールムによる管弦楽編曲
■エーリヒ・クンツ(Br) アントン・パウリク指揮 ウィーン国立歌劇場o
ディスク・データ
CD// 国内盤 {ADD} K−ヴァンガード*KICC 8292
発売:87年/定価:1800円/録音:記載なし/収録時間:48分
△ヴェリー・ベスト・クラシックス・シリーズ △歌詞対訳掲載
コンディション
◇ディスク:B-/ スリキズ部分的にあり(強いスリキズ含む*全編の動作確認済)
◇ブックレット:A〜A-/ 内部白地部分に軽い変色あり
◇プラケース:B〜B- ◇バック・インレイに小シワ少しあり, 白地部分に変色あり(軽め) / 背表紙上部の赤色分に色あせあり(軽め) ◇オビなし
録音データ・その他
☆録音データなし。1950年代後半、最初期のステレオ録音です。−「愛唱歌集」とはいえ民謡や俗謡はなく、みな芸術歌曲。しかしピアノ伴奏はオーケストラに編曲され、ミスターウィーン クンツも格調の高さよりも、民謡のように親しく語りかけるように歌っています。ただし[1]は劇的な歌、[8]は荘厳な歌です。
−[1]はナポレオン戦争直後、長らくロシアに囚われていたふたりのフランスの兵隊の祖国に帰る途中の対話が中心となっています。シューマンらしくないドラマティックな構成を持ち、後半にはフランスの国歌「ラ マルセイエーズ」のメロディを使用しているなど面白い曲です。
ー[5]はレーガーの「素朴な歌」第6巻からの1曲 (Op.76-52)。レーガーにこのような美しい歌があったとは意外ですが、それ以上にブラームスのヴィオラ・オブリガート付きの「聖なる子守歌」のメロディに似ていることに驚きました。ライナーに答えがありました。このメロディはもともと「ヨーゼフ 愛しいヨーゼフ」という古い子守歌のものであるとのこと。それをブラームス、そしてレーガーも使ったということでした。
ー同じテキストを使った歌であるジルヒャーの[9] と リストの[10] の違いも非常に興味深い。[9]は単純な構成で民謡風、歌いやすいのに比べ、[10]は凝った構成で、劇的効果も高い。ロマン派の天才作曲家の面目躍如です。
−国内初CD化盤。
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