サン=サーンス: レクイエム,詩篇第18番 メルシエ=イル・ド・フランス国立o 他 (RCA)
曲目・演奏者
●サン- サーンス:
[1] レクィエム ハ短調 Op.54
[2] 詩篇第18番「もろもろの天は神の栄光をあらわし」Op.42
■ジャック・メルシエ指揮 イル ド フランス国立o イル ド フランス・ヴィットリアcho ジャック・アマド(org) [1]フランソワーズ・ポレ(S) マガリ・シャルモー- ダモンテ(MS) ジャン- リュック・ヴィアラ(T) ニコラ・リヴァンク(Br) [2]ロズリーヌ・シリル(A) ベルナール・ドゥルトレ,フィリップ・カントール,マリオ・アカール(Br)
ディスク・データ
CD// 海外盤 {DDD} RCA*74321 540502
発売:97年/録音:1989年/収録時間:71分
△歌詞掲載なし △ディスク=Made in the EU
コンディション
◇ディスク:A-〜B+/ スリキズ少しあり(小さな強め含む)
◇ブックレット:A-〜B+/ 小口側端付近にツメ咬み痕, シワあり(強め含む) / 表紙両面背側部分的に小ハゲあり / 内部白地部分に軽い変色あり
◇プラケース:A-〜B+
録音データ・その他
☆1989. 7 パリ・ノートルダム デュ トラヴァーユ教会における録音。
−[1]はサン- サーンスの友人であった郵政大臣アルベール・リボンの十万フランの遺贈と引き換えに依頼された曲。サン- サーンスはそれによってマドレーヌ教会のオルガン演奏の仕事から解放され、作曲に専念できるようになりました。8曲、30分を超える曲ですが、ホテルにこもってわずか8日で作曲したとのことです。しかも驚くべはその内容の面白さ。第1曲: レクィエムの序奏部の恐怖を掻き立てる印象的な動機から釘付けに。次の「ディエス イレ」も恐怖の音楽。しかも例のグレゴリオ聖歌の「ディエス イレ」の旋律がブラスなどで対位法的に提示されます。流麗なメロディと、凝った作曲技法、さまざまなアイディアが詰め込まれた佳作。サン- サーンスは無神論者であったそうですが、仕事としていい音楽を書くことのみに専念できたからこその作品という気がします。同じ無神論者であったというヴェルディのレクィエムも同様でしょう。それにしてもこのような面白い作品がほとんど取り上げられないのか不思議。−[2]はさらにサン- サーンスのメロディメーカーぶりを発揮した作品。明るい曲調を基調としているため平明ですが、色彩的な管弦楽などを駆使し、単調に陥りません。10曲からなりますが、特に第5曲: SとMSによる二重唱には驚かされました。伴奏はvn, va, hpのみですが、その甘い美しさときたら! そして第7曲: 五重唱と合唱、第8曲: 六重唱、第9曲: アリア (MS) と美しい曲が続きます。ただ終曲の尻切れトンボみたいな終わり方はチト残念ですが…。−演奏は最上まではいかないものの、合唱偏重になることなく、オーケストラもしっかり鳴らしてサン- サーンスらしい美しいメロディ、豊麗な響きを活かしており、楽しめます。
- [カートに入れる] のボタンがないものは売れてしまった商品です
- This is sold only in Japan.
- 商品データの見方はこちら
- ディスク各部の名称等について
- 商品等のお問い合わせはメールにてお願いしまします。電話はご容赦ください





