モーツァルト:ドン・ジョヴァンニ ロスバウト=OSCC; カンポ(Bs) Sランダル, ダンコ, モッフォ(S) 他 (EMI・3CD)
曲目・演奏者
●モーツァルト:
「ドン ジョヴァンニ」K.527 全曲
■アントニオ・カンポ(Bs:ジョヴァンニ) マルチェッロ・コルティス(Bs:レポレッロ) テレサ・シュティッヒ- ランダル(S:アンナ) シュザンヌ・ダンコ(S:エルヴィーラ) ニコライ・ゲッダ(T:オッターヴォ) アンナ・モッフォ(S:ツェルリーナ) アンドレ・ヴェシエール(Bs:マゼット) ラファエル・アリエ(Bs:騎士長)
ハンス・ロスバウト(指揮, cemb) パリ音楽院o エクス- アン- プロヴァンス音楽祭cho マダム・ルイーズ・ヴァルマジャ(mand)
ディスク・データ
CD// 海外盤 {MONO/ ADD} 仏EMI*CMS 7 64372 2 (3枚組)
発売:92年/録音:1956年/収録時間:62+64+36分
△伊語詞掲載 △ディスク=Made in Germany / SONOPRESS刻印あり
コンディション
◇ディスク:1)A-/ 点キズわずかにあり / 外縁に小キズ少しあり,2)A-/ 小スリキズ少しあり,3)A〜A-/ 点キズわずかにあり
◇ブックレット:A-/ 小シワわずかにあり(強め)
◇プラケース:B+ ◇フロント&バック・インレイにシワ少しあり(フロント強め)
録音データ・その他
☆1956. 9 パロ・サル ドゥ ラ ミュテュアリテにおける録音。(P) ルネ・シャラン、(E) ワルター・ルールマン。
−エクス- アン- プロヴァンス音楽祭の公演をもとにした EMIのセッション録音でしょう。同音楽祭と思われる ロスバウト&パリ音楽院管の「ドン ジョヴァンニ」は1950年、1952年の非正規盤が発売されていますので (歌手はそれぞれ異なります)、当時 よっぽど評判になっていたのではないでしょうか。それゆえセッション録音が制作されたのではないかと思われます。1956年はモーツァルト生誕200年にあたることも関係しているでしょうか。ただ通常 記念年に発売するために前年に録音されますが。女声に魅力的な歌手が揃っているところが “売り” という感じ。モッフォとゲッダは歌手活動初期の歌声です。
−ブックレットに、エクス- アン- プロヴァンス音楽祭の共同創設者で、1948年から1973年までその芸術監督をつとめたガブリエル・デュスルジェのインタヴューが掲載されていました。それによりますと、音楽祭のオープニングこそ「フィガロの結婚」でしたが、翌年以降はアドルフ・カサンドレの舞台装置 (ジャケット・デザインは 彼によるドン ジョヴァンニの衣装)、ジャン・メイエの演出による「ドン ジョヴァンニ」がその象徴となり、1972年まで上演されたとのこと。当初のドンジョ役はレナート・カペッキで、その後何代目かがカンポだったようです。ネット上に経歴を見出しがたいカンポについてデュスルジェは、美しい声、理想的な体形、優雅な歩き方で素晴らしいドンジョだったと褒めていますが、完璧なドンジョはガブリエル・バキエだったとしています。−一方 1956年から69年までアンナを歌った S- ランダルをデュスルジェは絶賛。ダンコには完全に信頼を置いていたことが伺え、一方 モッフォはデュスルジェが見出したという面があるようです。−インタヴューの最後に「フィガロ」で、フィガロ役のパネライのいたずら (伯爵のポケットに臭いチーズを入れた など) について書かれているのも興味深いところです。
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