カールマン：チャルダーシュ侯爵夫人 抜粋　ローテンベルガー(S) 他 （EMI・2CD）

曲目・演奏者

●カールマン：
「チャルダーシュ公爵夫人」全曲

■アンネリーゼ・ローテンベルガー(S：シルヴァ)　ニコライ・ゲッダ(T：エトヴィン)　ヴィリ・ブロクマイアー(T：ボーニ)　オリヴェラ・ミリャコヴィッチ(S：スタージ)　ヴォルフガング・アンハイサー(Br：フェリ)
　ヴィリ・マッテス指揮 グラウンケso　バイエルン国立歌劇場cho

ディスク・データ

CD// 海外盤 {ADD} EMI＊5 66170 2
　発売：96年／録音：1971年／収録時間：46+49分
△歌詞掲載なし　△ディスク＝ MADE IN HOLLAND / UDEN刻印あり

コンディション

◇ディスク：1)B〜B-/ スリキズ部分的にあり(強め, 横方向含む＊動作確認済)，2)A〜A-/ 外縁にスリキズ少しあり(小さめ)
◇ブックレット：A-/ シワ少しあり
◇プラケース：B　◇フロント&バック・インレイ白地部分に軽い変色あり

録音データ・その他

☆1971. 1 ミュンヘン・ビュルガーブロイにおける録音。(P) ヘルムート・ストルヨハン、(E) ヴォルフガング・ギューリヒ。
−｢チャルダーシュ公爵夫人 (チャルダーシュの女王)」は ハンガリー出身 オーストリアのオペレッタ作曲家 エメリヒ・カールマン (カールマーン・イムレ) (1882- 1953) の代表作のひとつ。もうひとつの代表作「伯爵令嬢マリツァ」とともに、ジプシー (ハンガリー・ロマ) 風の哀愁あるメロディやリズムが特徴となっています。侯爵の息子エトヴィンと人気歌手のシルヴァという身分違いの恋物語。全16曲をセリフやメロドラマ (伴奏付きのセリフ部分) などでつないでいますが、以前 出品した第1幕と第2幕のふたつのフィナーレ (とセリフ部分) を省いた14曲抜粋盤の曲名 (冒頭の歌詞) を訳したものを示しておきます。Sy＝シルヴァ，Ed＝エトヴィン，Bo＝ボーニ，St＝スタージ
−第1曲：ハイヤ！わたしの故郷は山の中 (Sy)，第2曲：われらはみんなならず者 … 歌手の若い子たちは (Fe, Bo, 8人の男)，第3曲：シルヴァ ほしいのは君だけ … 可愛い子は大勢いても (Ed, Sy)，第4曲：色恋沙汰はきっぱりと … 女性がいなけりゃこの世は (Bo, 8人の女)，第5曲：遠くへ行っても幸せは見つからない … ハイサ 恋に身を焦がしている以上に (Sy, Ed, Bo) ＊以上第1幕　第7曲：灯りは煌々と輝き (合唱)，第8曲：大きな奇跡を待っている … ツバメのように巣を (St, Ed)，第9曲：高らかな歓呼 拍手喝采 … 覚えているかい? (Sy, Ed)，第10曲：恋人よ 僕は急いで … フラ！人生は一度限り (Ed, Bo, St, Sy)，第11曲：いいかい 男は大勢いるさ … それが恋というもの (Bo, St)，第12曲：僕は踊りたい … 大勢の天使たちが歌っている (Et, Sy) ＊以上第2幕　第14曲：ジプシーよ ヴァイオリンを取って … ヤイ ママム 兄弟よ (Ed, Fe, Bo)，第15曲：いいかい 僕はまだすることがある … それが恋というもの (Bo, St)，第16曲：大勢の天使たちが歌っている (Bo, St, Ed, Sy) ＊以上第3幕
−特に第1幕に名曲が揃っており、全曲聞きものと言っていいのではないでしょうか。特にシルヴァのジプシー情緒豊かな第1曲の歌はこのオペレッタの看板で、第1曲の前に置かれた前奏曲、そしてその後もこのメロディが現れます。抜粋盤には省かれているものの、劇的な展開のある第6曲: 第1幕フィナーレも聞き逃すのは惜しい。−なお この全曲盤では第3幕の第14曲の三重唱が第2幕に移され、本来シルヴァ, フェリ, ボーニの三重唱のところ、エトヴィン, フェリ, ボーニに変更されて歌われています。この曲も楽しい。