モーツァルト:弦楽四重奏曲第14〜19番 タカーチQ (HCD12983・3CD)
曲目・演奏者
●モーツァルト:ハイドン・セット
[1] 弦楽四重奏曲第14番ト長調 K.387
[2] 同 第15番ニ短調 K.421(417b) §
[3] 同 第17番 変ロ長調 K.458
[4] 同 第16番 変ホ長調 K.428(421b) §
[5] 同 第18番イ長調 K.464
[6] 同 第19番ハ長調 K.465
■タカーチQ〔ガーボル・タカーチ- ナジ,カーロイ・シュランツ,ガーボル・オルマイ,アンドラーシュ・フェイェール〕
ディスク・データ
CD// 海外盤 {DDD} HUNGAROTON*HCD 12983〜85 (3枚組)
発売:91年/録音:1989〜90年/収録時間:62+55+64分
△ディスク=Manufactured by VTCD in Hungary
コンディション
◇ディスク:1)B/ スリキズ部部分的にあり(強め含む),2)B+〜B/ スリキズ少しあり(強め含む) / 外縁に強い小キズ少しあり,3)B+/ スリキズ少しあり(小キズ少し含む) / 外縁に小キズ少しあり
◇ブックレット:A-/ 軽シワ少しあり / 白地部分に軽い変色あり / 表紙に薄汚れ少しあり
◇プラケース:B ◇バック・インレイ白地部分に軽い変色あり
録音データ・その他
☆1989. 11,1990. 8 録音。(P) ジェルジー・カーダール、(E) イシュトヴァーン・ザカリアーシュ。
−タカーチQ は1975年にハンガリーでリスト音楽院の4人の学生によって結成。1977年 フランス・エヴィアンで開かれた国際弦楽四重奏コンクールで一等賞および批評家賞を受賞したことで最初に注目を集めました。1987年 ハイドン:エルデーティ四重奏曲集の3曲で DECCAデビュー。その後 2000年代に入り、1st-vnが エドワード・ドゥシンベルに、vaがロジャー・タッピングに替わり、タカーチのいないタカーチ四重奏団になったものの、ベートーヴェン:弦楽四重奏曲全集などで世界的に高い評価を得るにいたりました。現在は初代メンバーはおらず、古いメンバーはフェイェールを残すのみとなり、本拠地もアメリカ・コロラド州となりましたが、活動を続けています。
−なんと素晴らしい演奏でしょう。感動しました。これこそこの曲集の決定盤ではないかと思ったほど。いかにもハンガリーらしさを感じる演奏で、アクセント、メリハリが強い。4つの楽器がほとんど同等で、逞しく雄弁であるのはハンガリーの大先輩であるブダペストSQに通じる演奏スタイルといえるでしょう。意識が内面へと向いており、モーツァルトの音楽の優雅さには目もくれず、その本質に迫ろうとする態度を感じます。それは当時 西ヨーロッパやアメリカを中心として演奏技術の向上とともに急速に洗練されていった演奏スタイルとは異なるもの。社会主義国時代に守られたハンガリー伝統の音楽教育を感じさせます。1st-vnがアメリカ人のドゥシンベルに変わってからはおそらくこの味わいは失われたことでしょう。
−タカーチQはモーツァルト:弦楽四重奏曲集はこれのみのよう。メンバーが変わった後もハイドン・セットを再録音していないようです。弦楽五重奏曲第3, 4番は HUNGAROTON と DECCA 2回録音をおこなっています。
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