JシュトラウスII：こうもり　カラヤン＝WP； ギューデン(S) 他 / 豪華ガラ付 （DECCA・2CD）

曲目・演奏者

●J. シュトラウスII：
「こうもり」全曲 (ガラパフォーマンス付き)

■ヒルデ・ギューデン(S：ロザリンデ)　ヴァルデマール・クメント(Br：ガブリエル)　エリカ・ケート(S：アデーレ)　ジュゼッペ・ザンピエーリ(T：アルフレード)　ヴァルター・ベリー(Br：ファルケ)　レジーナ・レズニック(A：オルロフスキー)　エーバーハルト・ヴェヒター(Bs：フランク)　エーリヒ・クンツ(Br：フロッシュ) 他
※ガラ パフォーマンスの歌手 ＝ レナータ・テバルディ，ビルギット・ニルソン，ジョーン・サザーランド，レオンタイン・プライス，リューバ・ヴェリッチ(S)　テレサ・ベルガンサ，ジュリエッタ・シミオナート(MS)　マリオ・デル モナコ，ユッシ・ビョルリンク(T)　エットレ・バスティアニーニ(Br)　フェルナンド・コレナ(Bs)
　ヘルベルト・フォン カラヤン指揮 ウィーンpo　ウィーン国立歌劇場cho

ディスク・データ

CD// 海外盤 {ADD} DECCA (UNIVERSAL)＊475 8319 (2枚組)
　発売：07年／録音：1960年／収録時間：79+73分
△ジ オリジナルズ・シリーズ　△独語詞・英訳掲載
△ディスク中心部の刻印＝MADE IN GERMANY BY PEDC

コンディション

◇ディスク：2枚)A〜A-/ 点キズわずかにあり
◇ブックレット：A-〜B+/ 表紙両面にシワ, 小キズあり / 表紙下辺部分的に小ハゲあり / 内部白地部分に軽い変色あり
◇プラケース：A-〜B+

録音データ・その他

☆1960. 7 ウィーン・ソフィエンザールにおける録音。(P) ジョン・カルショウ、(E) ゴードン・パリー。リマスター・エンジニア：ジェイムズ・ロック。
−カラヤン2回目の「こうもり」セッション録音。ウィーンの常連歌手による個性的な歌が楽しく、特にミス・ウィーンともいうべきギューデンのウィーン・フィルのヴァイオリンを思わせるポルタメントを駆使したコケティッシュなロザリンデが素晴らしい！ またこちらは日本でも大変な人気 ミスター・ウィーン クンツがフロッシュを見事に演じているのがなんとも贅沢。一節 その美声を聞かせ 喜ばせてくれます。−そしてそして、この録音を不滅にしているのは なんといっても第2幕のパーティーでの余興場面 (ガラ パフォーマンス)。デッカが誇る 当時専属だった偉大な名歌手11人が普段歌うことがないようなレパートリーを披露するのです。テバルディによるヴィリアの歌、ニルソンによる「マイ フェア レディ」も興味深いところですが、最高の聞きものは、バスティアニーニとシミオナートによる「アニーよ銃をとれ」の「Yes, I can｣！ 仲良くなったルーナ伯爵とアズチェーナ…ではありませんが、2人のコミカルなやりとりは「こうもり」本編以上の感動的なシーンと言ってもいいのではないでしょうか。歌の前と歌の間のイタリア語と英語を交えての冗談を飛ばしながらのセリフ部分も最高。あのかっこいいバスティアニーニが実はおちゃめな性格であったことを垣間見るようです。