▽マスネ:シェリュバン (ケルビーノ) スタインバーグ=MRO; シュターデ(MS) 他 (BVCC1908・2CD)
曲目・演奏者
●マスネ:
「シェリュバン (ケルビーノ)」全曲
■フリデリカ・ヴォン スターデ(MS:ケルビーノ) サミュエル・レイミー(Bs:哲学者) ジューン・アンダースン(S:アンソレイヤード) ドーン・アップショウ(S:ニーナ) ジャン- マルク・イヴァルディ(Br:伯爵) エレーヌ・ガレッティ(S:伯爵夫人) ミシェル・セネシャル(T:公爵) 他
ピンカス・スタインバーグ指揮 ミュンヘン放送o バイエルン放送cho
ディスク・データ
CD// 国内盤 {DDD} BMG−RCA*BVCC-1908〜09 (2枚組)
発売:93年/定価:4800円/録音:1991年/収録時間:42+73分
△紙箱付き(厚さ3.0センチ) △大判ブックレット付き(91ページ) △歌詞対訳掲載
△ライナーノート:海外のものの和訳
コンディション
◇ディスク:1)A-/ 点キズわずかにあり / 外縁部分的に小スリキズ少しあり(強め含む),2)A-/ 小キズ少しあり
◇ブックレット:A-/ 内部にシワ少しあり / 裏表紙に線キズ少しあり
◇プラケース:B+ ◇紙箱:B+〜B/ 線キズ部分的にあり(強い線キズ含む) / スレ部分的にあり / 角・端部分的にハゲあり ◇オビなし
録音データ・その他
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☆1991. 4 ミュンヘン・バイエルン放送第1スタジオにおける録音。(P) トルステン・シュライアー、(E) ハンス・シュミット。
−1903年に初演されたオペラ。シェリュバンとはモーツァルトの「フィガロの結婚」の小姓ケルビーノのこと。この愛すべきキャラクターの後日談です。台本はボーマルシェではなく、ド クロワッセ&カーン。−ケルビーノ17歳。彼には哲学者の師匠がおり、相変わらずの「恋の蝶々」ぶりをたしなめられ、幼なじみのニーナを勧められるも、人妻らに言い寄っており、特に国王のお気に入りのバレリーナ アンソレイヤードにぞっこん。しかし人妻の夫たちから決闘を申し込まれたり、アンソレイヤードに捨てられたうえ、ニーナが修道院に入ると別れを言いに。シェリュバンは本当の愛に目覚め、ニーナとの結婚を決めるというストーリー。しかし単純なハッピーエンドではなく、最後 ドン ジョヴァンニのセレナードを思わせる音とともに、将来のドン ジョヴァンニとドンナ エルヴィーラになりかねんと哲学者らが憂う終わり方が粋です。−マスネらしいフランス風の軽妙さと叙情性に溢れた音楽も素晴らしい。舞台はスペインですが、スペイン風味はまたマスネの得意とするところでしょう。独立した約6分の序曲はもっと演奏されてもいいのではないかと思われる楽しいもの。第2幕の開始前にはいかにもスペイン情緒の賑やかな間奏曲もあります。歌で最も “キャッチー” なのは、第3幕終盤、フルートとマンドリン、ギター伴奏で奏される アンソレイヤードの舟唄のような歌でしょう。一夜限りの恋にしがみつこうとするケルビーノを “ふる” 歌です。このオペラは部分的に語りを生かしており、オッフェンバックの「ホフマン物語」を思わせたりもしますが、この歌も (決して「ホフマンの舟唄」に似ているわけではないものの) それを思い出させます。また第1幕フィナーレで、ニーナが 暗唱していたケルビーノのシャンソンをソット ヴォーチェで歌う場面も印象的です。
−演奏も珍しい作品を初めて聞くのに満足すべきもの。イスラエル出身の指揮者、ドイツのオケですが、特に第2幕以降は生き生きとして精彩を放っています。一方 歌の主役と準主役4人は皆 アメリカ人で、インターナショナルな歌。かつて “琥珀色のラヴリーヴォイス” と呼ばれた甘い声と美しい容姿を持ち、ズボン役、とりわけ「フィガロの結婚」のケルビーノで一世を風靡したヴォン スターデが、マスネでもケルビーノを歌っているというのも魅力的なキャスティグ。ヴォン スターデはカラヤン指揮で「フィガロの結婚」のケルビーノ (DECCA) を残しているほか、フランス・オペラも得意としており、マスネの「ウェルテル」(PHILIPS)、「サンドリオン (シンデレラ)」(CBS-SONY) も残しています。余談ながら、濃厚優美なカラヤンの「フィガロ」も好きですが、ルーデル指揮の「サンドリオン」のLPは私の愛聴 (愛蔵) 盤です。−ヴォン スターデの歌は将来のドン ジョヴァンニにしては女性的で可愛すぎ、もっとヴォリュームのある肉感的な声のほうがいいと感じますが、魅力的であることには間違いがないでしょう。−一方 フランスの名脇役 セネシャル(T) が、すぐに彼と分かる個性な歌を聞かせてくれるのが嬉しいところ。滑らかな発声が美しいのですが、ノンシャランな、皮肉っぽいような、ユニークで愛すべき歌です。調べてみますと当時64歳。2018年 91歳で亡くなったのですね。ライナーのセネシャルの紹介で、ブリテンがピーター・ピアーズを想定して書いた一連のオペラの役をフランスではセネシャルが歌った とあることにハッとさせられました。歌の性格は全く異なっていますが、声質としては確かに似たところがあります。
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