▽ベルリオーズ:ベアトリスとベネディクト ネルソン=OOL; グラハム(S) 他 (ERATO・2CD)
曲目・演奏者
●ベルリオーズ:
「ベアトリスとベネディクト」全曲
■スーザン・グラハム(MS:ベアトリス) ジャン- リュック・ヴィアラ(T:ベネディクト) シルヴィア・マクネアー(S:エロー) キャサリン・ロビン(MS:ユルシュール) ジル・カシュマイユ(Br:クラウディオ) ガブリエル・バキエ(Br:ソマローヌ) ヴァンサン・ル テクシエ(Bs:ドン ペドロ) フィリップ・マニャン(Na:レオナート) ※セリフ部分は他の役者が担当
ジョン・ネルソン指揮 リヨン歌劇場o 同cho
ディスク・データ
CD// 海外盤 {DDD} ERATO*2292-45773-2 (2枚組)
発売:92年/録音:1991年/収録時間:69+42分
△ミュジフランス・シリーズ △紙箱付き(▽厚さ3.2センチ) △大判ブックレット付き(143ページ)
△仏語詞・英独訳掲載 △ディスク=MADE IN GERMANY BY WARNER MUSIC
コンディション
◇ディスク:1)A-〜B+/ スリキズ1ヶ所あり(小さめ・強め*動作確認済), 小キズ少しあり / 外縁に小キズ少しあり,2)A〜A-/ 点キズわずかにあり
◇ブックレット:B+〜B/ 表紙両面部分的にシワあり, 部分的に細かい薄汚れあり / 内部白地部分に変色あり
◇プラケース:B+〜B ◇フロント, バック・インレイ白地部分に軽い変色あり
◇紙箱:B〜B-/ 底辺, 裏表紙上部に傷み線あり(強め) / 線キズ部分的にあり / 白地部分に軽い変色あり, 一部に薄汚れあり
録音データ・その他
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☆1991. 3 リヨン・ラヴェル オーディトリアムにおける録音。(P) ミシェル・ベルナール、(E) ピエール・ラヴォワ。
−「ベアトリスとベネディクト」は2幕からなるオペラ。1860〜62年にかけて作曲され、ベルリオーズが完成させた最後の大作となりました。シェイクスピアの戯曲「空騒ぎ (Much Ado About Nothing)」を原作として ベルリオーズ自身がフランス語のリブレットを書き、「シェイクスピア風のオペラ」と銘打たれています。
ー舞台は16世紀、シチリアのメッシーナ。登場人物は、ドン ペドロ: シチリア軍の司令官(Bs),クラウディオ: 司令官の副官(Bs),ベネディクト: シチリア軍の将校, クラウディオの友人(T),レオナート: メッシーナの総督(Na),エロー: レオナートの娘(S),ベアトリス: レオナートの姪(S),ユルシュール: エローの侍女(MS),ソマローヌ: 楽長(Bs) 他。−あらすしとしては、お互い反目しあっているベアトリスとベネディクトが、友人たちの作戦によってお互いの愛を感じながらも、相変わらず意地を張り合いながら結婚するというもの。−「ロマン派の音楽」を著した R. M. ロンイアーはこのオペラについて「最良の伝統における器用なオペラ・コミックであり、舞台の限界に最も良く適応している。音楽での別れの挨拶として、ヴェルディの『ファルスタッフ』に比すべきものであり、優しく、謎めいたユーモアをもつ傑作としてベートーヴェンの弦楽四重奏曲第16番 Op.135 の最終楽章にも匹敵するもの」と絶賛しているとのこと。それほどのものなのかは (聞き込んでいない段階では) 疑問を感じるものの、軽妙かつ ロマンティック、魅力ある歌に彩られた魅力作であることは確かです。
ー録音は少なく、このフランス人と英米人によるリヨン・オペラの録音は大変貴重。最大の難点は全15曲を繋ぐセリフ部分が2分以上ある箇所もあり、多くの日本人が和訳なしで聞くことは退屈を伴うであろうこと。しかし「オペラ対訳プロジェクト」のサイトにこのオペラの対訳がありました。セリフ部分まで全く一緒ということはないようですが、特に問題はないでしょう。
−魅力的な曲が揃っており、第1幕 ベネディクトの「彼女を愛そう」、第2幕 ベアトリスの「なんということを聞いてしまったのかしら」というお互いへの感じるアリアもいいですが (前者は短くて軽妙, 後者はドラマティック)、このオペラはベネディクトよりもエローのほうがより重用されているのが面白いところ。まず最初にアリアを歌うのがクラウディオに会える喜びを歌うエローですし、第1幕フィナーレは第8曲: エローとユルシュールによる二重唱。「夜想曲」と題されており、静かに終わります。似ているわけではないものの、「Nuit paisible et sereine!」という歌詞であることもあって「ホフマンの舟歌」を思い出しました。オッフェンバックはこのオペラを知っていたのではないでしょうか。さらに第2幕には第11曲: エロー, ベアトリス, ユルシュールの女声三重唱も。こちらは美しいメロディを伴う詩だけではなく、クラウディオとの結婚を前に幸せを歌うエローと、結婚するくらいなら修道院に入ったほうがましと憎まれ口をたたくベアトリスとの微妙なやり取りも含まれており 秀逸。ひょっとすると、ベルリオーズはエローというキャラクターに愛着を感じていたのではないかと感じました。−オペラの最後、「見よ ここにベネディクトあり 既婚者なり!」という短くも大仰な合唱があり、続くはスケルツォと題されたこれまた短いフィナーレ。序曲冒頭の軽妙な音楽が現れ、ベネディクトとベアトリスが「今日は休戦の署名をしたけれど わたしたちはまた敵同士 明日には」と歌い 幕。なんとしゃれていることでしょう。確かにヴェルディの「ファルスタッフ」の最後の素晴らしいフーガをふと思い出しもします。
ー歌手陣、指揮とオケ ともに珍しいオペラを聞くには充分に満足できる内容でしょう。グラハムのリリックながらやや暗い響きを含むベアトリスと、マクネアーの透明感ある美声エローの声質の違いもいい。なおセリフ部分はフランスの役者が担当しています。
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