ヴェルディ:2種の「ファルスタッフ」他 サバタ=スカラ (52年),セラフィン=ローマ歌劇場 (41年) 他 (M&A・4CD)
曲目・演奏者
●ヴェルディ:
[1]「ファルスタッフ」全曲〔第1幕〜第2幕第1場 ¹§ 第2幕第2場〜第3幕〕 ²§
[2]「ファルスタッフ」ほぼ全曲 (第1幕第1場後半欠落)〔第1幕〜第2幕 ³§₄ 第2幕,第3幕〕
[3]「アイーダ」より 第3幕後半: ラダメスとアイーダの二重唱 〜 幕切れ〔また会えた 愛しのアイーダ 〜 わたしを愛してないのね 行って 〜 でも おっしゃって、どの道で避けたらいいの〕
[4]「オテッロ」より 2つの場面〔1. すでに夜も更けて (第1幕: オテッロとデズデーモナ),2. 第2幕開幕 〜 行け お前の目的はもう見えている (第2幕: イヤーゴ, カッシオ)〕
■[1] マリアーノ・スタービレ(Br:ファルスタッフ) パオロ・シリヴェーリ(Br:フォード) レナータ・テバルディ(S:アリーチェ) ロザンナ・カルテーリ(S:ナンネッタ) チェーザリ・ヴァレッティ(T:フェントン) クロエ・エルモ(MS:クィックリー) アンナ・マリア・カナーリ(MS:メグ) マリアーノ・カルーソー(T:カイウス) ジュゼッペ・ネッシ(T:バルドルフォ) イタロ・ターヨ(Bs:ピストーラ)
ヴィクトル・デ サーバタ指揮 ミラノ・スカラ座o 同cho
トゥリオ・セラフィン指揮 ローマ歌劇場o 同cho
[3]ベニャミーノ・ジーリ(S:ラダメス) ジーナ・チーニャ(T:アイーダ) アモナスロ, アムネリス役不明 デ サーバタ指揮 フィレンツェ・エマヌエーレII世劇場o
[4]フランチェスコ・メルリ(T:オテッロ) マリア・カニーリャ(S:デズデモナ) ピエロ・ビアジーニ(Br:イャーゴ) カッシオ役不明 デ サーバタ指揮 ミラノ・スカラ座o
ディスク・データ
CD// 海外盤 {MONO/ AAD} MUSIC&ARTS*CD-1104 (4枚組)
発売:02年/録音:[1]1952, [2]41, [3,4]38年; [1,2,4]LIVE/収録時間:56+65+69+72分
△歌詞掲載なし △2002年 レーベル・カラーカタログ付き
コンディション
◇ディスク:1)A-/ 小キズ少しあり,2)A〜A-/ 点キズわずかにあり / 内縁に小スリキズあり,3)B+/ 線キズ, スリキズ部分的にあり*動作確認済,4)A-/ 小キズわずかにあり
◇ブックレット:A-/ 小口側上角に極小シワあり
◇プラケース:B
録音データ・その他
☆[1]1952. 5. 26,[2]1941. 4. 28,[4]1938. 2. 1 以上ライヴ録音。[3]1938. 5. 14 録音 (放送用録音?)。[2,4]RRG (ドイツ放送協会) による録音。
−「ファルスタッフ」のふたつの歴史的録音を収録したアルバム。[1[の若き日のテバルディのアリーチェ、カルテーリのナンネッタ、[2]の若き日のゴッビによるフォード、タリアヴィーニのフェントンなど、非常に興味深い歌手陣。特に [1]のテバルディは、私が彼女の歌で最も好きなものです。美声で声量があり、生き生きとして彫りが深い。のちのセッション録音がのっぺりして聞こえるのとは大違いです。その [1]はLP時代から何度も発売がある録音ですが、[2]は珍しい。のちにファルスタッフを歌うゴッビのフォードは最大の聞きものでしょう。大戦中の録音ながら音質も問題ありませんが、「全曲」と銘打たれているのは誤り。全曲第1幕第1場後半のファルスタッフの歌 (「名誉だと!」) が始まってしばらくしてフェイドアウトし、第1幕第2場が始まります。
ーフィルアップにも貴重な録音が。特に [3]はデ サーバタの燃えるような指揮、ジーリやチーニャのライヴの生々しい歌声が素晴らしい。観客も熱狂の拍手と (何が気に食わないのか) ブーイングが入り混じり、「でも おっしゃって…」の部分に行けず、デ サーバタが指揮を止める箇所は緊迫の場面です。
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